SoftBankはやっぱりデータ通信にやさしくない

先日SoftBankから4月にパケット通信料定額・割引サービスについて一部改定すると発表がありました。具体的に書くと次の2点です。

PCサイトダイレクト利用時のパケットし放題上限額を\9,800→\9,333に値下げ。

ブループランブループラン・バリュー専用のパケット定額サービスパケット定額フルパケット定額Bizへの申込受付は2008年3月31日(月)をもって終了。

あまり話題に上がらないのは、この改定で迷惑を被るのが「今後新規に」921SHのようなPCメールケータイX02HTのようなXシリーズつまり「スマートフォン」を使いはじめる人だからです。



まず、話を進める前に、SoftBankにはどんなパケット通信があって、どのタイプの機種がどのパケット通信に対応しているのかをまとめます。

キャリアSoftBank
機種のタイプケータイPCメールケータイスマートフォン
機種例920SH921SHX02HT
メールS!メール-
携帯向けサイトYahoo!ケータイ-
PC向けサイトPCサイトブラウザ-
メール
(SoftBank以外のメールアカウント)
PCメール--
メール・PC向けサイト
(Xシリーズ)
PCサイトダイレクト--
データ通信
(パケット方式)
パケット通信サービス


この表のなかでを書いたところが、今回の改定で被害を被るところです。



次に、現在SoftBankで新規に申し込み可能な「パケット通信料定額・割引サービス」を料金プランごとに列挙します。また、そのサービスでどのパケット通信がどのように定額もしくは割引となるのかをまとめました。上段がパケット単価(-は完全に定額を意味します)、下段が月単位の上限額を表します。

キャリアSoftBank
料金プランホワイトプランブループラン
ブループラン・バリュー
オレンジプラン(WX)
シンプルオレンジ
パケット通信料定額・割引サービスパケットし放題パケットし放題パケット定額フルパケット定額Bizパケット定額パケットし放題パケット定額ライトパケット定額
\980\980\5,700\5,700\3,900\980\1,000\2,000
メールS!メール(MMS)60% OFF60% OFF---60% OFF60% OFF75% OFF
\4,200\4,200\5,700\5,700\3,900\4,200\4,200\4,200
携帯向けサイトYahoo!ケータイ\0.08\0.08---\0.08\0.08\0.05
\4,200\4,200\5,700\5,700\3,900\4,200\4,200\4,200
PC向けサイトPCサイトブラウザ\0.08\0.08-\0.02\0.02\0.08\0.08\0.05
\5,700\5,700\5,700\∞\∞\5,700\5,700\5,700
メール
(SoftBank以外のメールアカウント)
PCメール\0.08\0.08-\0.02\0.02\0.08\0.08\0.05
\5,700\5,700\5,700\∞\∞\5,700\5,700\5,700
メール・PC向けサイト
(Xシリーズ)
PCサイトダイレクト\0.08\0.08\0.02-\0.02\0.08\0.08\0.05
\9,800\9,800\∞\5,700\∞\9,800\∞\∞
データ通信
(パケット方式)
パケット通信サービス\0.2\0.2\0.02\0.02\0.02\0.2\0.08\0.05
\∞\∞\∞\∞\∞\∞\∞\∞


この表のなかで赤字で書いたところが、今回の改定で被害を被るところです。



そして、4月以降SoftBankで新規に申し込み可能となる「パケット通信料定額・割引サービス」を料金プランごとに列挙します。また、そのサービスでどのパケット通信がどのように定額もしくは割引となるのかをまとめました。上段がパケット単価(-は完全に定額を意味します)、下段が月単位の上限額を表します。

キャリアSoftBank
料金プランホワイトプランブループラン
ブループラン・バリュー
オレンジプラン(WX)
シンプルオレンジ
パケット通信料定額・割引サービスパケットし放題パケットし放題パケット定額パケットし放題パケット定額ライトパケット定額
\980\980\3,900\980\1,000\2,000
メールS!メール(MMS)60% OFF60% OFF-60% OFF60% OFF75% OFF
\4,200\4,200\3,900\4,200\4,200\4,200
携帯向けサイトYahoo!ケータイ\0.08\0.08-\0.08\0.08\0.05
\4,200\4,200\3,900\4,200\4,200\4,200
PC向けサイトPCサイトブラウザ\0.08\0.08\0.02\0.08\0.08\0.05
\5,700\5,700\∞\5,700\5,700\5,700
メール
(SoftBank以外のメールアカウント)
PCメール\0.08\0.08\0.02\0.08\0.08\0.05
\5,700\5,700\∞\5,700\5,700\5,700
メール・PC向けサイト
(Xシリーズ)
PCサイトダイレクト\0.08\0.08\0.02\0.08\0.08\0.05
\9,333\9,333\∞\9,333\∞\∞
データ通信
(パケット方式)
パケット通信サービス\0.2\0.2\0.02\0.2\0.08\0.05
\∞\∞\∞\∞\∞\∞


この表のなかで赤字で書いたところが、今回の改定のせいで、今後新規にPCメールケータイスマートフォンを持つ人が選択しなければならなくなった個所です。



どう改定されたのかを今度はケース別に書きます。

①従来スマートフォン(Xシリーズ)を持つ人はPCサイトダイレクトを\5,700で利用できるブループラン(もしくはブループラン・バリュー)のパケット定額Bizを選択していましたが、今後新規にスマートフォン(Xシリーズ)を持つ人は、PCサイトダイレクトに上限を設けたければ、上限額が\9,333のパケットし放題に入るしか選択の余地は有りません(実質64%値上げ)。なお、パケットし放題PCサイトダイレクトを使った場合、パケット通信料が\5,700になるのは71,250パケット≒8.70MBです。

また、パケット定額Bizでは、PCと接続してパケット通信サービスを利用する際はパケット単価が\0.02なのですが、パケットし放題では、PCと接続してパケット通信サービスを利用する際は、パケット単価の割引が効かないので、パケット単価は\0.2となります(実質1000%値上げ)。

②従来PCメールケータイを持つ人はパケット定額フルを選択すれば、利用不可能なPCサイトダイレクト以外は、基本的に全てのパケット通信が定額料金\5,700で利用でき、また、PCと接続してパケット通信サービスを利用する際はパケット単価が\0.02だったのですが、パケットし放題では、やはり、PCと接続してパケット通信サービスを利用する際は、パケット単価の割引が効かないので、パケット単価は\0.2となります(実質1000%値上げ)。こちらは、パケット通信サービスを利用しなければ実害は出ないですが、知らないと大変なことになるので注意が必要です。



さて、今回はプレスリリースの見出しには「上限額を値下げ!」としか書いていなくて、ケースによっては割高なプランを選択させられるようになるといった、投資信託の「目論見書」では当然のようにかかれている、リスクをが全く書かれていませんでした。4月に泣き寝入りする人が登場するかもしれません。

そういえば、ブループランの家族割引オレンジプランの家族割引では、家族間通話を24時間無料に「対抗値下げ」しないんでしょうか?