SoftBankのデジタルデータ通信サービス...。

ここでこれからの料金プランを書きましたが、ちょっと不思議に思ったところがあります。

SoftBank 910SHSoftBank 912SHデジタルデータ通信サービスつまり「回線交換方式のデータ通信」に対応しているのです。今まで気づきませんでした。というのも、最初に買ったVodafone 703SHfデジタルデータ通信サービスに未対応で、また、当時デジタルデータ通信サービスに対応しているSoftBank 3Gの機種がほとんど無かったので、すでに「パケット方式のデータ通信」であるパケット通信サービスに主役の座を取って代わられてしまい、SoftBankはもうすぐ廃止する方針なんだろうと思っていたからです。

実際、auここにあるとおり、「今後は高速パケットデータ通信サービスに経営資源を集中する」ということで、「回線交換方式のデータ通信」を辞める方向に向かっています(800MHz帯再編の問題も絡んでいるのかもしれません)。しかし、SoftBankauとは違い、デジタルデータ通信サービスに対応するSoftBank 3Gの最新機種を次々に出してきています。なんでSoftBankデジタルデータ通信サービスを存続させるのでしょうか?理由を見つけるために、とりあえず具体例を調べていきます。

まず、ブループランのSSタイプ+パケット定額の場合を考えます。デジタルデータ通信サービスを使って転送速度を64kbpsで30秒間データをずーっと送受信していたとすると、料金は\36で、送受信できるデータ量は

64kbps x 30sec = 1,920kbit = 15,000packet

となります。このデータ量をパケット通信サービスを使って送受信すると、パケット定額の場合、割引が適用されて\0.02/packetなので、

\0.02/packet x 15,000packet = \300

となります。

言い換えると、15,000packet送受信するのに、64kbpsのデジタルデータ通信サービスでは\36かかる一方、(SoftBank 912SHは「3G ハイスピード」(HSDPA)対応なので、)下りが3.6Mbpsで上りが384kbpsのパケット通信サービスでは\300かかるって事です。速度は下りが57.6倍、上りが6倍ですが、料金は8.3倍なので、パケット通信サービスのほうがお得です。また(場合にもよりますが)、デジタルデータ通信サービスは通信するたびに回線接続/切断を行わないと無駄な通信料がかかってしまうので、やっぱり不利です。

これではデジタルデータ通信サービスを存続させる狙いがわかりません。なぜ残すのでしょうか?

今度はSoftBankが押しているホワイトプラン+Wホワイト+パケットし放題の場合を考えます。デジタルデータ通信サービスを使って転送速度を64kbpsで30秒間データをずーっと送受信していたとすると、料金は\18で、送受信できるデータ量は

64kbps x 30sec = 1,920kbit = 15,000packet

となります。このデータ量をパケット通信サービスを使って送受信すると、パケットし放題の場合、割引が適用されず\0.2/packetなので、

\0.2/packet x 15,000packet = \3,000

となります。

言い換えると、15,000packet送受信するのに、64kbpsのデジタルデータ通信サービスでは\18かかる一方、下りが3.6Mbpsで上りが384kbpsのパケット通信サービスでは\3,000かかるって事です。速度は下りが57.6倍、上りが6倍ですが、料金は166倍なので、パケット通信サービスは無駄遣いそのものです。

SoftBankデジタルデータ通信サービスを残す理由は、SoftBankが押しているホワイトプラン+Wホワイト+パケットし放題の人のためだと思います。多分。

パケットし放題でもパケット通信サービスのパケット代を\0.08/packetに割引すればいいと思うんですが、それが出来ない理由があるのかな?一番良いのは定額なんですが...。