NHK大河、真田丸。
今年の楽しみ事のひとつだ。『大坂編』もいいね。面白い。
周知の通り、主人公は真田信繁だが、スタート以降の『天正壬午の乱』では昌幸がその座であるかのような展開が続いたよね。さらに、彼の繰り出す知略、計略、駆引にフォーカスされたりもして。
さて、彼は『表裏比興の者』とも揶揄されたが、根底にあるコンセプトは『誰かのため』である。さらに、それこそが自分の利得になるという。(どれほど史実に基づいているのかは知らないが、ドラマ内では信繁がそう表している)
たとえば、当時の事情に基づけば、ガチンコの戦を避けるため調略活動を盛んに行った。当然、和睦や降伏となれば、御の字なわけで。
というのは、もしガチンコになれば、田畑は荒れ、多くの命が失われ、領土内の生産性は著しく落ちてしまうからな。
自我の利得のための知略、計略、駆引とは、上手くいかない場合が多いのではないだろうか。企業対企業という関係でも、企業対個人という関係でも、裏表が見透かされるというか。あくまでもWin&Winじゃなきゃダメというか。
もちろん、あらゆるシーンにも言えるわけで、どんな人間関係でも真理だと言えそうだ。
そういえば。真田昌幸(主人公、信繁の父)は、人質として出されているのだよね。7歳の頃、武田信玄のもとへ。
なので、実の父親よりも信玄と過ごした時間の方が長いらしい。さらに、信玄から絶大なる寵愛を受けたようだ。
ふむ。川中島の合戦で初陣を飾り、武田軍の軍事会議にも加わるほど重用もされたわけだから、昌幸の根底にあるもの、スピリッツとは、信玄のマネであり引き継いだものなのかもしれないね。
さ、よりリアルガチに生きよう。簡単なことを自ら難しくしてしまわないように。