3/1、シャープがした一つのツィートが話題になった。『2017年度 新卒採用を開始した』という告知について。
企業そのものが傾き、存続も危ぶまれている中、『新卒採用だと?』という逆風的雰囲気は当然にしてありそうだが、フォローの風が吹いた。このツィートに対し『頑張れよ!』的な声援が相次いだのだ。
そのツィートは、こちら。
ふむ。世間にツッコまれるであろうことを真っ先に自分から言ってしまうという賢い方法。いや、弱み、不完全さをさらけ出すというリスク管理の最終奥義の一つでもある。
いいね。シャープ。いや、Twitterを担当されている方が練りに練られた言葉かもしれないが。
この最終奥義、人でも商品(サービス)でも活かすことができる。たとえば、お客さんに誤解を与えてしまいがちな営業、販売職の方にはうってつけだ。名刺を初めとする自己紹介ツールにそういう言葉を紡ぎ、お伝えすれば良いだけなので。
たとえば、不機嫌じゃないけれど、不機嫌そうに見られる人。冷淡そうに見られる人。あまり要領が良い方ではない人。ボソボソ喋るクセがある人。とかね。
クライアントの先々でもそういう方がいらっしゃるのだけれど、その誤解は間もなく解ける。パーソナル・ブック(自己紹介ツール)の1ページ目に載せることによって。いや、笑いを呼び、場を和ませる必殺ワードにも進化されているけれどな。
商品も同じように言える。お客さんから度々言われるネガティブワードを最初にお伝えしてしまえば良いのだ。ちゃんとした理由づけをして。ビジネス書風にいえば、弱みを強みに転換する的に。
周知の通り、言葉の力とは偉大だ。
とはいえ、『最初に何を伝えるか、どういう順番で伝えるか』という脚本的工夫も大事で、そこを凝らせば誤解を与えず、いや、声援をもらえるほど輝いてくれるのだ。
ふむ。言葉はみんな生きている。生きているから楽しいんだ。ボクも答えなきこの研究、調査に弛まなく励み、上手く付き合おう。