以前、英オックスフォード大が発表した論文、衝撃的だったよね。なんせ『今後10~20年で職業の47%がマシーンに取って代わられる(高いリスクがある)』と言うのだから。(米国の702の職業を対象にマシーン化される確率を示したもの)
そのまま日本には置き換えられない的な論調もあったと思うが、しかし、日本のAI化もスピード感を持って進んでいる。たとえば、キヤノン。2018年を目途に国内の2工場を完全自動化・無人化すると発表しているわけで。
その他、大手自動車メーカーやGoogleなどが取り組んでいる『自動運転車』もそう。一般的になれば、トラックやタクシー、バスの運転手は職を奪われるかもしれないね。
さて、年明け早々にも在った。マーク・ ザッカーバーグ(Facebook社CEO)だ。
なんでも『自宅や職場でAIによるサポート機能を構築する』というものだった。(『アイアンマン』に登場する執事、『ジャービス』のようなイメージだそう)
最初は知能を、その後は自分の声を学習させ、自宅で『音楽、照明、温度など』を管理させるそうだ。
さらに玄関チャイムが鳴れば、訪問客の顔を認識し、友人であれば開錠することも教える。仕事面では、データの視覚化を試みるとのこと。
ふむ。人間と同等レベル、いや、それ以上にやれるのだろうな。きっと。
少し前にはニュース速報アプリ『Spectee(スペクティー)』が話題になった。
『世界の災害や事件、事故現場の今』をライブ中継(車の水没、火柱の上がる建物、逃げまどう群衆等)するものだが、これにもAIが欠かせない。
というのは、そのデータベースはSNSなのだよね。つまり、人々がtwitterやfacebook等にアップした画像・動画の中から『ある特定の災害のもの』だけをAIが収集する。さらに迫力満点なものだけを瞬時にピックアップする。いやはや、人間にはできない芸当だ。
今更ながら、AIはハンパない。たとえば、1億人分の知識、ノウハウ、経験等を頭脳にインプットできるわけで。最適化のクオリティは人を遥かに上回ること必然だ。(方法、答え、アプローチ、提案等)
さらに、人の言語も理解できる、論理的な推論もできる、学習も計算もできるわけで。『Pepper(ペッパー』なんかは、感情認識機能と高度なコミュニケーション機能も搭載されているがゆえ、接客までできてしまう。
(商品(サービス)説明、ルール説明等は、人間よりもキッチリするわけだ。曖昧がないからな)
余談的だが、労働力として人より使いやすい面もあるよね。疲れを知らないわけで、365日24時間、フルに働ける(メンテは必要だが)。愚痴や言い訳も言わないし、給料を上げろとも言わないわけで。
AIができる 競合他社もできる 誰でもできる
『できること』とは、もうかなり行き渡ったと思う。それなりのクオリティも伴って。たとえば、競合他社や他人も、似たような技術やサービス、スキルや情報を持っているし、その発信もしている。
加えてこのAI化だ。ようするに、『自分ならでは』を突き詰めるようなスタイルが、ますます大事になると思う。それがないと、なかなか勝負にならないというか。
いや、意識高きビジネスマンを目指そうぜ!という意味なのではない。あなたはキムタクにはなれないが、キムタクはあなたにはなれない、的な。(SMAP騒動、すごいね)
ふむ。ヨソに比べてではなく、自分的な。比較競争は、衰退的な。業界的な右へ倣えは、売上不振を招く的な。世の中のメインは、そういう潮流だと思う次第。
ふむ。今後も激しく傍観しよう。そして、携わり続けよう。全速力で。