吉野家の朝定。けっこう好きだ。
以前ほど立ち寄らなくなったのだけど、先日、「そうだ。久々に朝定でも!」と、向かった。
ところが、営業時間外。オープンしていなかったのだ。
オレンジ色の看板にはデカデカと「24時間営業」と書いてあるのに。(そういう店舗って意外に多いのかもね。)
「おいおい。正しい営業時間をデカデカと書いてくれよ」と、条件反射的に言いたくなったものの、お腹はすんなり朝マック(エッグマックマフィン・セット)を受け入れたのであった。(完全に特朝定食モードだったのだけどな)
さて、吉野家HDによると、吉野家(牛丼店)の売上は228億4,000万円で、前年同期比1.8%の減収だそう。(7/9発表・第一四半期 2015年3~5月)
なんでも牛丼の値上げ(昨年12月)が客数減に繋がったそうだ。そして、惣菜事業を分割したことによる店舗数の減少も主な要因だという。
少し前の2015年2月期の決算資料には「今後の販売戦略」として、こう掲げられている。
●新たなコンロ商品の販売
●牛すき鍋膳のブラッシュアップ・吉呑みの充実
●新たな集客のトライアル・ビッグデータ活用にむけて準備
さらに「今後の課題」として、●店舗の環境づくりと新店舗モデルの創造、とも。
特段、吉野家云々ではないのだが、企業(お店)とは時に盲目的になるし、自分バッカリにもなる。
社内や業界の常識に縛られたり、自社の目標数字(売上や利益)ばかりに視線が向かったり、大切な何かを見失ってしまったりと。
しかし、主役はあくまでも生活者。その人たちにフォーカスしてやるべきことをやる。そこに手間や労力を懸命にかけ、知恵を出す。ようするに、まともにやってこそ、今後のシナリオやストーリーが生きるのである。
吉野家。思い返せば坊主頭の中学時代から大変お世話になってきた。第二四半期は盛り返して欲しいね。激しく期待したい。