現場は、迷える本部、本社の救世主である。 | No Rice,No Life! 佐藤琢也公式ブログサイト

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企業論、人財論、労働論、マーケティング論、プロモーション論。
時事問題、関心事、個人的な日常など、徒然なるままに綴ります。

こんばんは。

本部や本社にある、部署や部門。
タスクを細分化しているワケだが、縦割り型の支障が出る場合もある。

その辺りをBBQの串にたとえ、マンゴー・パッションティーFを携えた雑談。
いや、密談をしていたのだった。








もし、具材ごとに主張をしていたらどうだろうか。
お肉は味を。ピーマンとナスは形で、トウモロコシは風味を、というように。

それぞれ違うけれども、串に連ならせることによって、いずれも堪能することができる。

いっぽう、部署とは独立しがちに。
利害や都合などが違うこともあり、ひと串に連なることはカンタンではない。(メンツ的なものもあるな)

また、気質的なモノも違っていたりする。
経営企画系はチャレンジを求め、いわゆるトライ&エラーをと。
管理系は現状維持を暗に求めたりというように。

つまり、タスクを掌る部門によって温度差はバラバラであったり、部署間のチカラ関係が全社的な販促シナリオや施策にも影響したりする。

「現場主導のチャレンジ」。
この対応も然り。

あそこは同意しても、あっちはNOと言ったり。
場合によっては「現場は従っていれば良いのだ」となったりもする。

しかし、実績が出たモノについては何も言わない。

いや、良くやった的なお言葉が出てきたり、表彰もされたりするものだから、何ともオモシロい。

ようするに、勝てば官軍なワケである。
(もちろん、常識的な範囲でね)

とうぜん、現場で士気の上がった取り組みや施策ほど強いモノはない。
トップダウンのモノとは、月とスッポンである。
「やれ!」よりも「やるぞ!」なのである。

密談をしていた経営企画系の方は「むしろ、それでいいのだ」と、言われていたが、こういう感覚の方はけっこういらっしゃる。

ボトムアップが理想であり、現場での成功ノウハウを全社的に反映させたい。
現場から本部や本社の体質を変えて欲しい、という本音的な声さえもある。

「どうせ何を言ってもダメって言われるんですよ」。
そういう現場の声を聞くときもあるのだけど、じつは期待されている。それもかなり大きく。

「現場は、迷える本部、本社の救世主」。
個人的にはそう感じる次第である。

そういえば。
あのBBQの串。
なぜ火の通りの違うモノが連なっているのだろうか。
A型としては気になるのよね。

ではでは。