「井の中の蛙、大海を知らず」こうならないためには!? | No Rice,No Life! 佐藤琢也公式ブログサイト

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企業論、人財論、労働論、マーケティング論、プロモーション論。
時事問題、関心事、個人的な日常など、徒然なるままに綴ります。

こんばんは♪


最近読んでいた本、
「早く、社長になりなさい。/岩田松雄さん」を
読み終えました。




「スターバックスジャパン、元CEOからのエール」



さてさて・・・
これは若きビジネスマンに向けた本なのですが、
若くないボクも手に取ってしまった。


というのは・・・
「なんで早く社長になれ!というのだろう?」
そんなところに惹かれたからです。



では、なぜか?というと・・・

「高い志を持つことに繋がるから」。

そう言われているんですね。


もちろん、なにがなんでも社長というポストに!

といっているワケではないんですよ。


あくまでも「プロセス」、つまり「志」が土台にあるお話です。



さて、印象的というか、
自分に置き換えて読んでいた部分はコチラ。




  「自分が井の中の蛙であることを忘れない」
  「知っているつもりの世間は狭い」



ココには、このようなことが書いてあります。


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年齢に関係なく、どんなにキャリアを積もうが
それは広い世間からみれば、ちっぽけな世界でしかない。


それを忘れてしまうと、成功体験を積むほどに
「井の中の蛙、大海を知らず」になってしまう。


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さらに、このように続きます。



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私がザ・ボディショップの社長を勤めていたとき、
ある大手のファッションビルに出店したことがありました。


フロアを担当する若い責任者の方に
「よろしくお願いします」とご挨拶をしたところ
「大いに頑張りなさい」と偉そうに言うのです。



私はもちろん「ありがとうございます。頑張ります。」
と頭を下げました。


しかし、内心「この人は勘違いしているな」と。



一方、その会社の本社に訪問した際には、
担当の部長さんなどが玄関で待ち受けてくれていて
役員フロアまでエスコートしてくださいました。


帰りには役員の方とともに
我々が見えなくなるまで、ずっとお見送りをしてくれ
とても恐縮したことを覚えています。



この会社の現場は総じて
「お店を出させてやる」という感じがしていました。


自分が大会社にいることや立場が強いことを
勘違いしてしまう人が多いのは、とても残念なことです。


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たしかに、そういうものですよね。


自分の身の回りの小さな世界に浸ってしまうと
それがすべてかのように思えてくる。

すべて分かったような錯覚に陥る。


ただ、もっと広い世界にいる人からすれば
「この人って分かってないな。勘違いしてるな。」
と、年齢に関係なく、カンタンに見抜かれる。


もちろん、それを口に出す人はいないでしょうけどね。



ちなみにですが・・・
ボクがサラリーマンをしていたときは
「肩書取れば、ただの人」と揶揄されたものです。


「所詮、その程度のもんだ。」

「いつもそう思っておけよ!」


という教えでもあったのですが、

サラリーマンを辞めたあとの方が

そう実感させられる機会は多いものがあります。



そういえば・・・

この本を読みながら感じていたことがあるんですね。


「この人ってスゴイな。」と思える人たちは、
肩書にかかわらず総じて腰が低くて丁寧だな・・・と。


また、人間味あふれるというか、

人としての優しさが伝わってくる。

そういう印象しかないな・・・と。


少なくとも、上からの言動の人はいないな・・・と。


そう思うと・・・

心の中が表れるんでしょうね。



「井の中の蛙、大海を知らず。」
「いつも謙虚に。」

自戒を込めて、そう考えていた次第です。



ではでは、ひきつづきステキな週末を♪