こんばんは♪
最近読んでいた本、
「早く、社長になりなさい。/岩田松雄さん」を
読み終えました。
さてさて・・・
これは若きビジネスマンに向けた本なのですが、
若くないボクも手に取ってしまった。
というのは・・・
「なんで早く社長になれ!というのだろう?」
そんなところに惹かれたからです。
では、なぜか?というと・・・
「高い志を持つことに繋がるから」。
そう言われているんですね。
もちろん、なにがなんでも社長というポストに!
といっているワケではないんですよ。
あくまでも「プロセス」、つまり「志」が土台にあるお話です。
さて、印象的というか、
自分に置き換えて読んでいた部分はコチラ。
「自分が井の中の蛙であることを忘れない」
「知っているつもりの世間は狭い」
ココには、このようなことが書いてあります。
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年齢に関係なく、どんなにキャリアを積もうが
それは広い世間からみれば、ちっぽけな世界でしかない。
それを忘れてしまうと、成功体験を積むほどに
「井の中の蛙、大海を知らず」になってしまう。
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さらに、このように続きます。
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私がザ・ボディショップの社長を勤めていたとき、
ある大手のファッションビルに出店したことがありました。
フロアを担当する若い責任者の方に
「よろしくお願いします」とご挨拶をしたところ
「大いに頑張りなさい」と偉そうに言うのです。
私はもちろん「ありがとうございます。頑張ります。」
と頭を下げました。
しかし、内心「この人は勘違いしているな」と。
一方、その会社の本社に訪問した際には、
担当の部長さんなどが玄関で待ち受けてくれていて
役員フロアまでエスコートしてくださいました。
帰りには役員の方とともに
我々が見えなくなるまで、ずっとお見送りをしてくれ
とても恐縮したことを覚えています。
この会社の現場は総じて
「お店を出させてやる」という感じがしていました。
自分が大会社にいることや立場が強いことを
勘違いしてしまう人が多いのは、とても残念なことです。
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たしかに、そういうものですよね。
自分の身の回りの小さな世界に浸ってしまうと
それがすべてかのように思えてくる。
すべて分かったような錯覚に陥る。
ただ、もっと広い世界にいる人からすれば
「この人って分かってないな。勘違いしてるな。」
と、年齢に関係なく、カンタンに見抜かれる。
もちろん、それを口に出す人はいないでしょうけどね。
ちなみにですが・・・
ボクがサラリーマンをしていたときは
「肩書取れば、ただの人」と揶揄されたものです。
「所詮、その程度のもんだ。」
「いつもそう思っておけよ!」
という教えでもあったのですが、
サラリーマンを辞めたあとの方が
そう実感させられる機会は多いものがあります。
そういえば・・・
この本を読みながら感じていたことがあるんですね。
「この人ってスゴイな。」と思える人たちは、
肩書にかかわらず総じて腰が低くて丁寧だな・・・と。
また、人間味あふれるというか、
人としての優しさが伝わってくる。
そういう印象しかないな・・・と。
少なくとも、上からの言動の人はいないな・・・と。
そう思うと・・・
心の中が表れるんでしょうね。
「井の中の蛙、大海を知らず。」
「いつも謙虚に。」
自戒を込めて、そう考えていた次第です。
ではでは、ひきつづきステキな週末を♪