もっとも、やりやすい場所でやればイイ!? | No Rice,No Life! 佐藤琢也公式ブログサイト

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企業論、人財論、労働論、マーケティング論、プロモーション論。
時事問題、関心事、個人的な日常など、徒然なるままに綴ります。

こんばんは♪


今日から5月ですね。
ただ・・・例年に比べたら肌寒い。。。


体調など崩されないよう、お身体ご自愛くださいね♪



さてさて・・・
昨日のつづきですが、


なんでも・・・
サムスンでは40歳前後までに
「必要な人」と「いらない人」を選別してしまうそう。


その背景のひとつには・・・

従来の右肩上がりの経済成長、終身雇用、年功序列。


といった韓国の文化が、97年のIMF危機によって
崩れ去ってしまったから。



だから、韓国内の風潮では・・・


「自分の能力を高めて、雇用が生まれるトコロで働けばイイ!」
「その場所は、韓国内に限らず、どの国だってイイ!」


という意識が高いそうです。



それを読みながら・・・


「やがてそう遠くない将来、
 日本にもそんな時代が来るんだろうな。」


と、感じていました。



げんに・・・
日本企業にとっても
国境などあまり関係がなくなってるもんね。


より低コストで人を雇える場所に工場をつくったり、
必要なモノをより調達しやす場所に事業を移したり・・・と。

もっとも、やりやすい場所へドンドン移動していってる。


パナソニックだって・・・
ロジスティクスなどの本社機能を
シンガポールに移してしまったしね。



ようは・・・
それぞれの業務が「もっともやりやすい場所」へと
散らばりつつある。


それはもちろん・・・
工場や生産という業務だけじゃなく・・・


企画だって、研究開発だって、マーケティングだって、
システムだって、例外じゃナイ。。。


コールセンターだって、
日本語が喋れて、業務内容を理解していれば、
海外の現地の人がやったってイイんだしね。



コールセンターといえば・・・

ボクが通う英会話スクールの先生がこう言ってました。


このスクールには、
多国籍の先生たちがいるんですけど
ボクはいつも、フィリピン人のクリスティーナの
のレッスンを予約するんですね。


雑談中の会話では、海外旅行とか
海外の文化などの話題になりやすいんですけど・・・


ある日の会話で、
「フィリピンのセブ島へ行ってみたいなぁ!」


と、ボクが話すと・・・
セブ島について、イロイロと教えてくれました。



その中で・・・


「セブ島にはIT関連会社がたくさんあって、
 そのコールセンターで働くフィリピン人が多いんだよ。」


「基本的に英語が話せるからね。」


・・・と。



そう。
そのIT会社たちにとって、そこはコールセンター業務が
「やりやすい場所」ってことなんだよね。



こんな風に考えていくと・・・

「そこでじゃなきゃできない!」
という業務以外は、もっとも「やりやす場所」を求めて
ドンドン流動的になっていくのでしょう。



そういえば先日・・・
「ユニクロの世界同一賃金」が話題になってましたけど、


「日本人だから」などの国籍、あるいは、国境なんて関係がナイでしょ。
という考え方の表れだと感じます。



そしてまた・・・


労働という舞台において
「日本人向けの給与水準なんてナンセンスだ!」
というようなメッセージとして、ボクは受け取りました。


もしかしたら、3年後には・・・
いまはブラック企業なんて揶揄されるユニクロの姿は、
ある意味、スタンダードになっているかもしれませんね。



ただ・・・
どんな時代になろうと、どんな姿に会社が変わっていこうと・・・

「プロフェッショナルさ。」
コレがモノを言う世界には変わりはないと思う。



そう思うと・・・
さらにさらに磨き高めていかなきゃな!
と、ボク自身も感じさせらた次第です。


もちろん、英語力もね(笑)