話すペースが違うと、無意識に苦手と感じる | No Rice,No Life! 佐藤琢也公式ブログサイト

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企業論、人財論、労働論、マーケティング論、プロモーション論。
時事問題、関心事、個人的な日常など、徒然なるままに綴ります。

「お客さまと、しっかりコミュニケーションをとっているのか!?」

クライアントさんの営業現場でたびたび耳にするセリフです。


「誠意は、伝えているんですが・・・」
「熱意は、伝えているんですが・・・」


でも、お客さまが、なかなか聞く耳を持ってくれないんです。

という類の回答もよく耳にします。



たしかに・・・「誠意、熱意」
大切ですよね。


でも、「誠意、熱意だけ」では
お客さまに、あなたの話を聞く耳を持ってもらうことは、
少しキビシイかもしれません。



なぜなら・・・


一方通行の関係ではない、

良好なコミュニケーションを成り立たせなければいけないからです。



コンサルタント佐藤琢也のブログ


そう考えると・・・


まずすべきことは、コミュニケーションをとる努力ですね。


ただ、コミュニケーションと言っても、
ビジネスの場合、「仲良くなる」、「仲良く話せる」
というレベルだけでは不足しています。


「心が通じ合い、お互いに信頼し合える。」

こういう良好なコミュニケーションが成り立つように
あらゆる努力をしなければなりません。


もちろん、人にはウマが合う、合わない、
という感性的なモノがありますけどね。。。


でも、ホントはウマが合うのに
良好なコミュニケーションがとれていない。
そんなもったいないケースもあります。


その原因はいくつかありますが、

そのひとつは、「話すスピード、テンポ」。


ご存知でしたか?


人は、話すスピードやペースが合わない相手を
無意識に苦手だな、と感じてしまいがちなのです。


これまでボクが、
「お客さまと話すスピードを考えたことありますか?」
と聞いてみた限りは・・・


多くの人が、とくに意識したことがない。
と、答えられます。


言い換えれば・・・

「話すスピードを意識せずに会話をしている。」
ということなんですね。


当たり前だけに、かえって意識しない「話すスピード、テンポ」、
でも、ナメちゃいけませんよ!



話すスピードと聞くと、
「早い、遅い」とか?

そんなイメージをすると思いますが、

その通りです(笑)


カンタンにタイプ分けしてみると、
3つに分けることができますよね。


◎いつも話すスピードが、ポンポンっと早い人。

◎いつも丁寧にゆっくりと話す人。

◎その中間の普通の人。


普通の人は、それほど気にする必要はありませんが
話すスピードが早い人、あるいは、ゆっくり丁寧に話す人は、
とくに気をつけなければならない、ということです。


たとえば・・・


◎お客さまは、ゆっくり話すタイプ。
 でも、あなたは、早いペースで話す。


 この場合、あなたの言っていることは分かりづらい。
 と思われてしまいがちです。



◎お客さまは、早いペースで話すタイプ。
 でも、あなたは、ゆっくり丁寧に話す。


 この場合は、
 「それで、何が言いたいの?」、 「それで、結論は?」

  と、イライラされてしまいがち。


こんな感じで、話すペース、テンポが違うと、

無意識レベルで、「自分とは異質な人だ」、「自分とは合わない」と
判断してしまうことがあるです。


あなたも経験ありませんか?


別にその人が、イヤな人ではないんですけど、
「なんだか、この人は苦手だな」
と、なんとなく思ったこと。


人の脳の無意識の領域は、97%~99%もあります。

だからこそ、無意識に感じたことは、
人の行動に大きな影響を与えてしまうんですね。



「お客さまが理解しやすいように、ゆっくりと話しなさい。」
というセリフを耳にしますが、それは必ずしも正解ではありません。


お客さまの話すスピードやペースに合わせた話し方が
もっとも望ましいということです。


営業職の場合、初めの段階で・・・


「この人は苦手だ」、「この人と合わない」


なんてお客さまに思われてしまうと・・・


「良好なコミュニケーション」をとりたい!
と思ったとしても、キビシイものがありますよね。


お客さまの話すスピード、テンポに合わせることを
ペーシングと言いますが、


あなたの大切なお客さまと良好なコミュニケーションをとるために!
ぜひ実践してみてくださいね♪