なぜ個性を隠す!? | No Rice,No Life! 佐藤琢也公式ブログサイト

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企業論、人財論、労働論、マーケティング論、プロモーション論。
時事問題、関心事、個人的な日常など、徒然なるままに綴ります。

今朝の天声人語。


夏目漱石の「草枕」の一節を持ち出し、
「個性」と「就活」について書いてありました。


コンサルタント佐藤琢也のブログ

「文明はあらゆる限りの手段をつくして、
個性を発達せしめたる後、あらゆる限りの方法によって
この個性を踏みつけようとする。」



コンサルタント佐藤琢也のブログ



この意味は・・・


幼児からの教育は盛んに「個性」を伸ばせ!という。


しかし、社会に出る学生には「周りから浮くな」と
「個性を封印」すべきという雰囲気が蔓延している。

ということ。



たしかに、そうですよね。


げんに、黒のリクルート姿、
マニュアル化された就活テクニック。

企業から見たら、みんな一緒に映る。


「マニュアルに沿った
 エントリーシート、志望動機、自己PRだな、
 と感じた時点で落します。」


という企業だって、たくさんある。


つまり・・・

「個性を封印」することを企業は望んでいない。
ということ。


せっかくある個性が埋もれてしまっては、じつにもったいない。。


あなたの個性は、
「あなたにしかない価値や魅力」であったりするんですから♪


なにも恐れることはありません!
勇気を持って、思う存分個性を発揮してくださいね♪




ところで・・・


なぜ、「個性を伸ばせ!」から「個性を隠せ!」
になるんでしょう。


それは、日本社会の評価が、
いつしか減点方式になっているのかもしれません。


プラスを伸ばし出していくよりも、「無難」を優先する。


個性を出すことを恐れる学生の姿は・・・


もしかしたら、いま働いている人を見て、
手本としているのかもしれません。


そう考えると、国会議員をはじめ、働いている人すべてが、
企業自体が、もっと個性を出すべきだ!とも思います。


国会中継も相手の欠点やミスを必死に探す、

いわば、重箱のスミの突きあいのような感じですしね。