毎週木曜日(金曜日に日付変わるギリギリ)で放送してる「五つ☆ツーリスト」というドラマ

あらすじ
元エリートで現在窓際部署に飛ばされた
高瀬京香(渡辺直美)が仲間と共に京都の魅力をコメディタッチで描く
仕事場の同僚が「毎週やってるドラマ何観てる?」と問いかけ「いや特に」と答えたのが
全ての始まり
面白い面白いと言われるも存在すら知らなかったドラマを「当たりやスタイル」で毎週鑑賞(一話観てない)
深夜に放送のドラマは過去に
「お助け屋陣八」や「でたらめヒーロー」等があり当時リアルタイムで観たときかなり絶賛していた気がするんですが色々考え方が変わってきた今思うとかなり雰囲気だけだったなあ…の印象しかない
なぜわざわざ深夜に放送するのかというと
視聴者に受けるかどうか不安でどうせ失敗するんだったらお金はあまりかけずにという作り手の姿勢がドラマを観たとき伝わってくるから全体的に安っぽい感じになってる
お助け屋陣八を観たときの動機は主演の宮川大輔さんすべらない話でかなり笑わせてもらった時からファンなので演技は良かったから最終回までまあ観れたけど次作の「でたらめヒーロー」はメタヒーローコメディなんだけど
途中観るのを辞めた
今回一応第三弾ということになる
この「五つ☆ツーリスト」は結論からいえば
ある意味でいえば成功はしている作品といえます。
おもしろかったとは違う意味で最後の方で結論します。
主演に渡辺直美さんをキャスティングしたこと渡辺さんの大柄で
北斗の拳のハート様風見た目とかかなり挑戦的キャスティングだと思いましたが
渡辺さんの演技は以外とうまいですただ渡辺さんの見た目のインパクトを活かしたようなギャグ例えば「お前太ってんなぁ」的ギャグとかあまりされてないし見た目を活かしたパワフルなアクションとかないつまり単に真面目なだけの太ってる女としか機能してないから渡辺直美さんの見た目を活かした演出とか基本スルーされて中途半端
話の構成を要約すると人間関係に悩んでる人から依頼され京都案内という名目で渡辺直美さんとその仲間達が奔走し最終的に渡辺直美さんのある閃きで依頼をこなし解決する
基本は「お助け屋陣八」と同じ展開で
要所に京都のうんちく説明が入ったりその道中をコメディ的に描いて話の機転にくると渡辺直美がこれまでの情報を整理して趣味のジグソーピースを完成させて結論をつける
お助け屋陣八の時からそうでしたが内容として似てるのはガリレオ的でもっと近くいえばジャンプで連載されていた「スケットダンス」です
まあまだ途中ですが現段階で確信を深める要素がありまして恐らく最後の方まで引きずるのでは?どういうことかというと
描こうとしているテーマは「三角関係」で
人間関係、夫婦愛とかの動機の依頼で
京都案内する話ですが作り手からあまり恋愛
とか夫婦愛や三角関係について実は真剣に考えていないんじゃないの?としか思えずそこで見えるのは作り手たちによる実は差別的でもある作品だなと思いました。
例えば二話に出てくる夫の浮気相手の女の人や三話に出てくるカリスマ占い師たる女とか(この辺りの幼稚なカルト信者描写とかは噴飯物にくだらないけどそこは置いといて)本来腹黒い悪役キャラとして出てくるのが普通なのに今作だと実はちゃんとした志をもってる人としか描かれていない
一方依頼者側の男はというと最後の方まで単に情けない人としか描かれていない
だから本来悪役側にいるはずの人物が最終的に素晴らしいんだとされ依頼主である男側は
下品であると着地されて煙に巻かれちゃう
それって…テーマとしてまずどうよ?という
疑問
この時点で作り手たちの
メッセージ的というより差別意識が私の頭のパズルがハマった時 答えはこれ!
「男ってさぁみんな裏で浮気とかしてホント
下品で卑怯!」
…という飲み屋で愚痴りながら酔いつぶれた状態で作ったようなお話
こうしておけば見てる人は解ってくれるだろうという考え方が伝わってくる
例えば寺島進さん演じるリストラされた元エリート社員で一応メインの一人という設定で今週の話は寺島さんの扱いも完全にボンクラでいっちゃえばこの作品における男って皆下品だよねを象徴してるような描き方で
昨日放送してたのは寺島進さんメインの話で
会社クビになった理由とか描かれるんですが
まるでこうなったのもまるで自業自得であったかのような描写で
寺島進さんの別れた奥さんとそのつきあってる男のキャラクターとか出てくるんですが
この話だと最後まで奥さんとの関係が和解するような着地は一切しないんです。
そこでどう着地するのかというともの凄いどうしようもない杜撰な形でいい話げで着地するんですが私から言わせればね空中分解しながら墜落してるようにしか見えんしテーマとしても
不誠実極まりないし不快である
そこで強がってた寺島進さんがメソメソ泣く
気持ちは解るし本来なら励まさなきゃいけないのに そこで追い討ちをかけるかのように高月彩良演じる紅葉のキャラが非道い言葉を投げかけるの
「そんな人だったんだ」とか呆れてるとか
氏ねよ!と画面向かって叫んだもの
男差別描写でその他でいえばほっしゃん演じる嫌な上司とか綾田俊樹演じる窓際所長の描かれ方とか
あの…男=障害者と一緒ってどういう神経をしとるんじゃ!!!という美味しんぼ鼻血問題題級なんですが
全体的に話のバランスが悪いし脚本もこんなもんしょ?と最低なバランスに拍車をかけてもう
ほめた押しくなるわ 本当スッゲー!てね
鼻糞ほじりながら賞賛したくなるわ
ただ男はクロで女はシロってふーん(´_ゝ`)
そういうの飲み屋で好きなだけ愚痴って
せめてそれやるなら男女平等悪役で最終的に
馬脚を表さないと成立しないし
…つか
こんなんだったら勧善懲悪の方がよっぽどマシ!
ただ深夜番組にして本当正解なのは
平日深夜だからほとんど寝て誰も見る人いないじゃん?だから観ようか観ないか任意で選択できるしこんなん観た方が悪いんだよで落ち着く
そう気付かせてくれる意味では大変すばらしいですしまた人間の醜い差別的考えを勉強できた
のも大きな収穫で要は
根暗な人によるあまりつじつまの合わない説教番組
それでいいっしょ?
そこにたどり着けば
あっこういう話か!なーるほーどーねー本当
なーる!∪・ω・∪
結論
「深夜番組で面白いのはマツコ・デラックス」
お勧め度 ジグソーパズルかパズドラを方やっておけばいいんじゃな~い?