アーカーシャ年代記(アカシックレコード)とは、宇宙で起きたことのすべてが記憶されており、地球と地球人類創世の情報の全記録のこと(シュタイナー著「アカシャ年代記」)とあります。

 

シュタイナーによると「太古の時代に関する事実はオカルト研究によってとらえられないものではない。人間は肉体の存在として生まれた以上、肉体の死とともに物質的な部分は消滅する。しかし、自らの深みから肉体に存在の基盤を与えている霊的な力は、それとは違って消えてしまうことはない。霊的な力は自分の足跡ないしは自分のありのままのイメージを後に残すのであ、それは世界の霊的な基礎に刻み込まれる。目に見えない世界をも知覚する能力を身につけた人は誰でもついには、世界の歴史のあらゆる出来事が記録されている広大な霊的パノラマを見る段階にまで達する。非物質的なすべてのもののこうした消滅することのない足跡は、霊学においては「アカシャ記録」と呼ばれている。

 

 

wikiによると「アカシックレコード、アカシャ年代記は、神智学協会のブラヴァツキーが最初に使った言葉、もしくは同協会に属し、のちに人智学を提唱したルドルフ・シュタイナー(1861年 - 1925年)が作った言葉と言われる。

シュタイナーは、透視能力のある意識のみが近づくことができる宇宙の超感覚的な歴史、『世界で起こったあらゆることが記録されている』『巨大な霊的パノラマ』を『アカシャ年代記』と呼んだ。近代神智学系の思想家・オカルティストたちによると、物理界・星幽界・神界・天空などの世界の果てに、それを取り巻くように不思議な境界線が遠く伸びており、ここには全宇宙の歴史が時間の流れにしたがって配列されており、これがアカシャ年代記・アカシックレコードであるという。アカシックレコードは解読不能な言語によって記された書籍に喩えられる。

ブラヴァツキーは『シークレット・ドクトリン』の中で、『生命の書』 (the Book of Life)、アストラル光(astral light)でできた見えない書板にリピカ(Lipi-ka 書記)によって刻まれる『永遠の絵画ギャラリー』(過去、現在、未来のすべての行為や思考の記録)について述べている。ブラヴァツキーは、この『生命の書』は、アストラル光で構成される見えざるキャンバスに、七大天使の子である言葉、声、霊から創造されたリピカが刻むものとしており、過去においては読み取ることができる種族もいたとする。または、『アーカーシャ』に、人間の行動(カルマ、因果)を記録する『永遠の絵画ギャラリー』があり、この記録(因果)に対して応報(因果応報)がある(神智学にはインドの輪廻転生、因果応報といった思想が取り入れられている)。

ブラヴァツキーは、『生命の書』は諸宗教に同様の定義があると述べている。近現代の神智学や人智学だけでなく、現代のニューエイジ文化の用語としても使われるようになり、神智学の影響を受けた心霊治療家・心霊診断家エドガー・ケイシーが使ったことで一般に知られている。ケイシーは催眠状態で病気の診断や予言を行ったが、彼が催眠時にアクセスしていたとされる潜在意識(無意識)の次元、これまでに経験した全ての事柄が刻まれた『霊的な記憶庫』が、のちに神智学の用語に倣って『アカシックレコード』と呼ばれるようになった。」とある。

 

 

 

私はアカシックレコードと聞くと、まずエドガー・ケイシーを想起する。

wikiには「ケイシーによれば、人間の霊魂は輪廻転生を続けており、太陽系は八次元からなる『魂の修養場』である。

三次元を特徴とする地球では、霊魂は三次元的身体(肉体)をまとって自由意思を行使する。地球では肉体と霊体という二重性のために、人間の意識は顕在意識と潜在意識に完全に分離してしまい、潜在意識は眠り込んだ状態になる。潜在意識の次元では、魂がこれまでに経験した事柄(過去生を含む)がすべて記録されている。

ケイシーはこの潜在意識の記録、『霊的な記録庫』にアクセスし、過去世の記憶から得た情報により人々の相談に応じているのだという。この『霊的な記録庫』が、のちに神智学の用語に倣って『アカシックレコード』と呼ばれるようになった。

 

シュタイナーによれば、アカシャ記録は客観的現実であり、宇宙と人間の起源について守備一貫して理にかなっている。つまり、霊視能力持つに至った他の人物が、あの超感覚的事実を直接に観察した結果として描き記したもので、アカシックレコードへのアクセス方法はチャネリングまたはリーディングと呼ばれるが、これらは心霊主義の交霊会に由来し、元々は霊媒によって行われた。

しかし、アカシャ記録の全パノラマが人智学を学ぶ人の目に明らかになり、太鼓の時代の進化のパターンを読み解くことができるようになるのは、最高の段階の霊視に達した場合だけであるとし、アカシャ記録を読み取って理屈に会うように説明しているが、それを通常の論理的思考による判断や、確かめられた科学的事実に委ねてしまっている。」ということだそうである。

 

 

 

自らに自己催眠をかけてリーディングを自他に行うエドガー・ケイシーは幼い頃から透視能力があり、自己リーディングにより、その能力が前世に遡ってその起源を突き止めることができた。

それによれば、人間は誰でもケイシーのように宇宙の叡智の源にコンタクトすることが可能であるということで、この宇宙の叡智の源をアカシックレコードと呼んだ。

ケイシーによると、我々一人一人の魂がそれぞれのアカシックレコードを持ち、そこには我々が宇宙に存在を開始して以来の、あらゆる前世の出来事が書き込まれているという。

ただし、この記録に接して人間が理解できる言葉に解釈するには、霊的訓練が必要とされる。

ケイシーよると、前世において訓練を積んでいたため、彼がリーディングを行うことができたということである。