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 『バローレ通信』                  vol.137  2009/11/20
~バローレを見出し、バローレを産み出し、バローレを受け継ぐ

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バローレ(Valore)は、イタリア語です。 英語のValue(バリュー)と同じ語源です。
ただ、イタリアの方たちは、もっと広い意味でバローレという言葉を使ってい
るようです。 

バローレ通信では、私たちの身の回りにあるバローレ(まだ測定はできてい
ないが、大切すべき存在価値)について皆さんと探求していきたいと思います。
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■□ 目次 □■  

 1.今週の出来事
 2.今週のバローレ探求
 3.バローレのある暮らし
 4.バローレ交流 ~皆様からのお便り
 5.編集後記
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1.今週の出来事 :ビジネスは顧客のいるほうへ

一昨日の夜、通称「宮崎の管理人付別荘」と呼んでいた宿のご主人から電話
がありました。 11月いっぱいで宿を止め、老人向けの施設に事業転換する
ということでした。 市の認可も取れ、入居募集にも応募が多いそうです。 確
実な収入があるし、これから需要も増えるだろうし、事業判断としては正しい
のかもしれません。

 いつも仕事のしやすい同じ部屋を用意してくれ、自転車も借りることができ、
タダでサーフボード2枚も預けてある宿がなくなるのは寂しいことです。 夜や、
空港に行く途中も色んな話をして、親戚のおじさんのようでした。 業態転換
で施設の運営は続けるとのことなので、また夕食でも食べましょうと、おっしゃ
っていました。

 これから、少子高齢化が進むと、ビジネスも高齢者向けにシフトしていくのか
もしれませんね。 事業は、顧客のいるほうへ流れていきます。
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2.今週のバローレ探求: 高齢化社会のバローレ

12日に天皇陛下の即位20年記念式典というのをやっていました。 ニュース
で見ていたのですが、皇后陛下の次のお言葉が心に残りました。

「高齢化、少子化、医師不足も近年大きな問題として取り上げられており、い
ずれも深く案じられますが、高齢化が常に「問題」としてのみ取り扱われること
は少し残念に思います。 本来、日本では還暦、古希など、その年ごとにこれ
を祝い、また、近年では減塩運動や検診が奨励され、長寿社会の実現を目指
していたはずでした。
 高齢化社会への対応はさまざまに検討され、きめ細かになされていくことを
願いますが、同時に90歳、100歳と生きていらした方々を皆して寿ぐ気持ち
も失いたくないと思います。」

 特に「高齢化が常に「問題」としてのみ取り扱われることは少し残念に思いま
す。」という一節はハッとしました。 高齢化は、国として誇らしいことであるの
に、問題としてしか捕らえられていない。  奄美で暮らしている頃は、確かに
年長者を皆で尊敬し、敬うコミュニティがありました。 いまは、全国各地で都
市化が進み、そうしたコミュニティが形成しにくくなってきたのかもしれません。

 高齢化社会の素晴らしさ、バローレを見直してみようと思います。
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3.バローレのある暮らし

だいぶ前から流行っているTwitterというサービス。 知人が「つぶやき」を書き
込むと、読むことが出来、それに返信が出来る。 当然、自分も、つぶやける。
チャットのようなものです。 

 昨年やってみたものの、面白さがわからず、お蔵入り。 最近、iPhoneでやる
ともっと楽しい、と勧められ、復活しました。 やたら、リンクが増えて、色んな
人のつながりが出来るようになったのですが、いまひとつ面白さが分かりませ
ん。

 分からないところは、学生に教えてもらっています。 学生に色々教えてもら
えるというネタとしては、いいですね。 「道玄坂にいます。」というのを「道玄坂
なう。」というような方言には、40代後半は、少し抵抗を感じますが・・・。
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4.バローレ交流 ~皆様からのお便り

先週はお便りを2通いただきました。 ありがとうございます。
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5.編集後記

私は、こんなコト・モノにバローレを感じる」を大募集です。 皆様のご意見、
ご要望が私のエネルギーですので、お気軽にお送りください。
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