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 『バローレ通信』                  vol.135  2009/11/06
~バローレを見出し、バローレを産み出し、バローレを受け継ぐ

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バローレ(Valore)は、イタリア語です。 英語のValue(バリュー)と同じ語源です。
ただ、イタリアの方たちは、もっと広い意味でバローレという言葉を使ってい
るようです。 

バローレ通信では、私たちの身の回りにあるバローレ(まだ測定はできてい
ないが、大切すべき存在価値)について皆さんと探求していきたいと思います。
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■□ 目次 □■  

 1.今週の出来事
 2.今週のバローレ探求
 3.バローレのある暮らし
 4.バローレ交流 ~皆様からのお便り
 5.編集後記
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1.今週の出来事 :秋という季節を楽しむ

先日、紅葉と温泉を楽しむために、母を連れて箱根に行ってきました。 箱根
は標高が高いせいか、すっかり寒くなっており、一部の木々で紅葉が始まって
いました。

 仙石原というススキの大平原も柔らかい毛足の巨大なじゅうたんの様に、秋
の日差しを受けて、とてもきれいでした。 柿も栗も美味しい季節です。 せっか
く四季がある日本に暮らしているのですから、秋という季節を存分に楽しみた
いですね。
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2.今週のバローレ探求: 立ち止まるとバローレは色あせる

箱根の彫刻の森美術館のピカソ館には、ピカソの、「花嫁衣装のジャクリーヌ」
というタイトルの銅版画が18枚あります。 1枚目から徐々に原版に手を加え
ているのですが、18枚目でも完成とはなっていません。 この作品の横に掲示
してあった、この作品についてのピカソのコメントが印象的でした。

 「作品を仕上げる?なんて馬鹿げたことを!一つのモノを仕上げるということ
は、それを終えること、それを破壊すること、それからその魂を奪い去るという
こと、闘牛場の牛みたいに、それに”とどめ”を刺すことだ」

 よく考えてみると、私たちは、何かを仕上げているようで、とりあえずの仮置
きされた到達点を実際の到達点とみなして、「終わった」と言っているに過ぎま
せん。 出来たところから、運用と改良がスタートします。

 だから、無理やり「打ち上げ」をして、ひとまずの終わりのポイントを作って
いるのです。 日々是改善。 バローレも同じで、立ち止まると色あせてしま
います。 ストップは、死と破壊を意味するということを改めて認識しました。
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3.バローレのある暮らし

地域活性化のプロジェクトでは、竹を活かすことをテーマにしています。 支援
メンバーの方が作ってくださる、竹炭うどんや、竹炭うどんは、もちもち感があり
おいしいです。 先日は、パンに竹炭を練りこんだ竹炭パンをいただきました。
栗の餡が入ったアンパンでした。 とても美味しかったです。

 箱根で、「うさぎや」というお菓子屋さんに入ってみると、「ご黒うさん」という
竹炭を使った、真っ黒い饅頭が売っていました。 新月のウサギの物語を
添えて、月やウサギのイラストもつけています。 形も小さめで、味も胡麻餡で
美味しいかったです。

 自分だと、「ご黒うさん」とならず、「竹炭饅頭」となるんだろうなと、反省しきり

でした。 まわりのオバサマたちは、「かわいいね。」「わー、真っ黒だね。」と
楽しそうでした。 買うときの気持ちも考えないといけないのですね。
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4.バローレ交流 ~皆様からのお便り

先週はお便りを2通いただきました。 ありがとうございます。
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5.編集後記

私は、こんなコト・モノにバローレを感じる」を大募集です。 皆様のご意見、
ご要望が私のエネルギーですので、お気軽にお送りください。
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