介護を終えて。 | valiant dog school@堺市

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南大阪でドッグトレーナーしてます「のりこ」の日々の出来事。
生徒犬中心に、時には我が家のワンコネタもあり。

人間と同様に犬も長生きする時代になってます。


食生活・生活環境・医療の発達など。


有難いことに、凛も響もそれなりに長生きをしてくれた。

(長生きした心当たりを最近探ってまして、それはまた後日にまとめようと思います。)



ベルジアンシェパード ドッグマリノアの凛が17歳6ヶ月。


ウェルシュコーギーペンブロークの響が16歳1ヶ月。


それぞれ14歳で病の発症で、介護がスタートしました。


凛は前庭疾患・響は変性性脊髄症(後に腎不全と膵炎も増える)


凛と響で介護は全然違いました。


凛は「終わりの見えない介護」。

響は「終わりの見える介護」。



前庭疾患は平衡感覚が狂う病気で常に船酔い状態になり、食欲の低下や吐き気で衰弱や命を終えることがあるようだが、凛は食べた。症状は治り復活するのか?!と思われた時に再発したりで、療養してる間に自力で立ち上がる事が不可能になりました。


突然、眼振が起こったあの日から3年4ヶ月の介護生活です。


寝たきりなので、ゴハンも水も寝返りも全部介助が必要です。


全盛期で30〜31kgだったので、寝込んだ頃は27か28kgぐらいはあったと思います。最期はもっと落ちてますが、大型犬の介護は体力的に大変です。



響は、変性性脊髄症という全身の運動神経が麻痺していく病です。発症から3年〜4年で命を終える。

症状に気付いた段階で14歳なので、響が凛の年齢を越す事は無いという「終わりの見える介護」が始まりました。



ここから先はあくまでも私個人の考えになります。


もちろん賛否あると思います。


色んな人の色んな考え方があるのですから。


ライフスタイル・経済力・体力・気力、それぞれの許容範囲は違います。


なので参考程度に読んで頂ければと思います。


凛と響で5年の年の差があります。


大型犬と中型犬の5年なので、介護は重ならないだろう!と予定してても、その差は1年半ほどでした。


大型犬介護の3年4ヶ月の疲れは、1年半ほどでは抜けきれませんでした笑い泣き


抜けきれないと言っても、目の前には介助が必要な子が居る!のですから、そんな事は言ってられない。


響の介護が始まった頃はおデブ期の16kgでしたが、抱き上げられる大きさだったので、凛の時に比べれば楽でした。



介護って仔犬を育てるのとは真逆で、出来てた事が出来なくなっていく。


これは皆さん言われなくても分かると思います。


手助けが必要になる分、飼い主側に時間の拘束が起こります。


それは昼夜を問いません。


寝不足は、避けて倒れない道かと。


認知症が出れば、さらに!だと思って下さい。


数ヶ月の連日の寝不足、なかなかメンタルやられます。


私が感じたのは、終わりの見えてる数週間や数ヶ月の病気などの介護・看病なら、後悔無いように全力で向き合って!と思います。


そして終わりの見えない年単位の介護は、動物病院・ペットシッター・ドッグトレーナー・家族、何らか協力者を確保して下さい。


介護者のストレス発散や体力気力の充電時間が必要です。



何もストレスを感じない方は、そのまま全力で介護を継続して下さい。

無理に介護から離れる必要性は何もありません。



最後にリアルにお金。


凛は幸いにも、介護期間に大きな出費はありませんでした。前庭疾患のお薬代くらいで、あとは生きてれば必要なお金くらい。


響は最後の7ヶ月でジャンジャン使いました。


腎不全に点滴は欠かせないので、堺市で2DK〜3DKの部屋は借りれるな!というぐらい毎月ジャンジャカとお金が消えました。


でもそれは覚悟の上なんです。


私、ペット保険入ってませんから。


何かあった時は、惜しまず出す覚悟と蓄えを確保してますので。


これは完全に結果論ですが、凛も響も、生涯使った医療費は、保険料を下回ると思います。


逆に保険に加入してたからこそ!看病出来た・病気や怪我を治せた!という方も多いです。


病気や怪我に年齢は関係ありません。


シニア犬になった時までに貯めてれば大丈夫かな?!と呑気な状況でしたら、保険の加入を進めます。


今すぐ飼い犬のために使えるお金!が20〜30万程度の方は、保険入って下さい真顔


検査できても治療に進む前にお金の底つきます。


大型犬飼い・多頭飼いの方は、更なる蓄えを。

(小型犬だから治療費は安い!なんて事はありませんので、お気をつけて。大型犬に比べれば安い!です。)




介護は仔犬の時とは違う手のかかりようです。



介護って大変ですが、飼い犬が「おじいワン・おばあワン」になるまで生きてくれた喜びもあります。


長生きこそが全て!ではありませんが、長生きって誰にでも出来ることではありません。

介護が出来る歳まで居てくれてありがとうです。


ピンピンコロリと逝かれると、後が辛いかも。


年老いて、衰弱していく姿を見て、「よく頑張ったね。」と心の準備期間に助けられる。



介護しやすいように、お互いの信頼関係やしつけは幼い頃から怠らないのがベストですね。


抱き上げて介護したいのに、噛まれるとか心身の疲労は増しますよ…。





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