食中毒予防のポイント
ゴールデンウィーク明けから急に気温が上がり、食中毒も増えてきました。
自宅ではお弁当のおかずを前日に作り置きする機会も増えていると思います。
食中毒予防の3原則は以下の通りです。
・付けない
・増やさない
・殺してしまう
まずは『付けない』です。
しっかりと手洗いをして、まな板を分けて、包丁も種類(肉・野菜など)が変わるたびに洗う事が重要です。
出来れば保管するタッパーなどはアルコール消毒が出来ればベストです。
次に『増やさない』です。
これは2つのポイントがあります。
1つは“時間”
もう一つは“温度”です。
調理してから食べるまでに時間がかかると細菌は増殖します。
出来るだけ調理したら早めに食べるようにしましょう。
そして温度は細菌が増殖しやすい温度【20℃~40℃】をいかに早く通過させるか、あるいはその温度に保管しないかです。
気温が上がるとキッチンの温度も上がり、細菌の増殖に適した温度になります。
作り置きなどは出来るだけ【早く冷まして】冷蔵庫に保管しましょう。
早く冷ますコツは2つです。
1.小分けにして
2.風や流水で冷やす
そして『殺してしまう』は加熱の事です。
ほとんどの細菌は100度以上の過熱で死滅しますが、カレーやシチュー、煮込み料理で食中毒を起こす【ウエルシュ菌】は非常に熱に強い菌で加熱しても4時間以上加熱しないと死滅しませんので注意が必要です。
これからの時期、遠足や子供のお弁当、スポーツでのお弁当などを作る時には特に気を付けて調理していきましょう。