
コロナ禍での飲食店の倒産はこれから本格化
2月27日にお好み焼きの【いっきゅうさん】が倒産。
コロナ禍で過去最大の飲食店の倒産になりました。
飲食店は補償金があったから恵まれていると言われました。
実際に飲食店には補償金があり、本当に助かったことも事実です。
ですが、あまりご存じないと思いますがこの補償金。
実は雑収入で計上されます。
という事は税金がかかります。
結果的にいただいた補償金が全額使えるわけではありません。
そして、昨年の11月から行動制限が緩和されインバウンドの受入れも行われるようになり、旅行支援などで経済は戻ってきているように感じた“はず”です。
確かに売上などは制限があった時より戻ってきていますが、居酒屋業態などは昨年12月の売上をみるとコロナ前の19年比で54.7%、2023年1月は54.1%です。
数字を見れば一目瞭然、コロナ前の半分しか売上は回復していないのです。
そこに【賃上げ】【光熱費の高騰】【原材料費の高騰】という3重苦が重くのしかかり、すべてを値上げで対応など出来ないほどにコストが跳ね上がっています。
コロナ禍での3年で消費者の《生活スタイル》はコロナ前のように外食しなくても平気になりました。
家飲みも定着し、飲食ではない別のモノやコトに費用が割かれるようにありました。
思うように売上が戻らない業態はこれからが本当に生き残りをかけた勝負が続きます。
また、飲食店が復活しないと、飲食店に関係する業界も影響を受けます。
コロナ禍による飲食店の倒産はこれからが本番です。
なんとか生き残るために知恵と行動をフル回転させていきましょう!