《お客様は神様です》は間違い | 福岡で頑張る社長のブログ!

《お客様は神様です》は間違い

最近このようなクレームではなく“犯罪”に該当する事件が増えてきています。

 

 

コロナ前からのモンスタークレーマーと言われる人からの“ご意見”はありましたが、コロナになり【キレる】内容もこんなことで?というものが増えてきているように思います。

 

まず、間違えてほしくないのは飲食店で働いている従業員はお客様の召使でも奴隷でもありません

お客様とは《価格に見合った》料理や接客を提供して対価を得ているフィフティフィフティの関係です。

 

何度も私のブログでも書いていますが、歌手の三波春夫さんが言ったと言われる『お客様は神様です』という皆さんもご存じのフレーズですが、これは三波春夫さんが言ったわけではなく漫才トリオのレツゴー三匹さんが言って広まった言葉です。

 

 

日本ではお店とお客様の関係を主従関係のように捉えているところがあり、『お金さえ払えば何をしても良い』という風潮があるのも事実です。

飲食店に限らずお店で働く従業員は本当に不条理で我慢できないような事を言われたりされても我慢しろという雰囲気があり、モンスタークレーマーの決まり文句は『なんだお客に対してその態度は。お客様は神様だろう』という神様なら絶対に自分で言わない発言をします。

 

お店が最高の料理や接客を提供するために【お客様を神様だと思って】努力をしようという心構えを持つことが大切だという事は事実です。

 

ですが暴言や無理難題、暴力や破壊工作をする人をお客様と思って対応することは不可能です。

 

お客様は欲しい商品や受けたいサービスを対価を支払って得る

お店側はお客様に選ばれるように【お客様を最優先かつ大切に】心から思って努力をして対価を得る。

 

このフィフティフィフティの関係が正しい顧客とお店の関係です。

 

お店の商品や従業員にも問題がある時もあるかと思います。
その時にはしっかりとクレームやコンプレインを言っていただければ幸いです。
働いている従業員も【人間】です。
完ぺきではありません。
どうかご理解のほどお願いいたします。

 

また経営者の方々へお伝えしたいのは、このような理不尽なクレームに現場の従業員はさらされています。
その時に対応に困らないようにちゃんと教育を行ってあげてほしいと思います。

弊社でも【苦情対応ゼミ】を実施していますが、ゼミ内の苦情対応のロールプレイングでは、皆さん対応にお困りになる事が多いです。
是非、売り上げの落ち着く9月に苦情対応の教育を従業員教育に組み込んで秋の行楽シーズンに間に合うようにしていきましょう!