かっぱ寿司の全皿半額キャンペーンに思う事
かっぱ寿司が26日に実施した《全皿半額キャンペーン》
予想はしていましたが、現場は大混乱で、謝罪対応で配布した半額クーポンはメルカリに大量出品される事となりました。
これは実施前から大方の予想通りの結果です。
話題性やマスコミ露出を考えると大成功。
無事に召し上がれたお客様にとってはお得にお寿司を召し上がる事が出来て満足。
しかし、食べる事が出来なかったお客様や従業員にとってはどうだったのでしょうか。
昔は新店オープン時に話題作りで半額や、大手ではワタミも行いましたが半額金券バックなどの販促は行われていました。
最近の販促の傾向としては《引く》のではなく《足す》事が主流になっています。
チキンを一個増量や1つ買ったら、もう一つ付いてくるいうパターンです。
私は飲食コンサルティングを長くしていますが【割引販売】には反対の立場です。
理由はかんたんで利益が少なくなって、その時だけお客様が増え、割引前後はお客様は減り、従業員は恐ろしく疲弊します。
日本の飲食店価格は世界の先進国の中では異常なくらい安く抑えられています。
それが正しいかどうかは今の日本の賃金が増えない事が証明しています。
人件費に回せるお金は単純で、売価から原価と諸経費と利益予定額、納税額を引いた残りです。
ということは粗利益率を高めても、販売価格が低ければ手元に残るお金はわずかしかありません。
そこから支払いなどをする事を考えれば人件費が上がらない事が理解できると思います。
大手企業のように大量生産の薄利多売を行えるなら、粗利益率を優先に考えても構いません。
しかし、中小企業や零細企業、個人店は少ない販売数で利益を残す必要があります。
その為に『粗利益額』をしっかり取れるような商品開発が必要になります。
今回のかっぱ寿司のような”安売り”はしょせん一過性のお祭りです。
安売りではなく『額が残る』商売をしっかり考えていきましょう。