円が一時80円台
円がとうとう13年4か月ぶりに90円を突破し、一時88円台に突入したようです。(詳しくはこちら )
輸出に依存している日本の製造業には大打撃がありそうです。トヨタなど自動車産業は金融危機によるアメリカ市場の冷え込みで減産、工場閉鎖など対応していますが、想像以上の円高は更なる不況をもたらす可能性があります。
このような状況の中、アメリカ自動車産業のビック3の延命措置であったブリッジの救済法案が不成立となり、アメリカの象徴ともいえるビック3の破たんが現実的になってきました。(詳しくはこちら )
“強いアメリカ”を引っ張ってきたビック3。
その一つでも破たんすると雪崩をうったようにアメリカ経済は崩れていく可能性があると思います。
それが年内かも年明けすぐかもしれません。
今回の円高の要因にもなっているビック3の現状。
よくよく記事を見ていると廃案になった要因が、全米自動車労組(UAW)の賃金引き下げなどの救済条件を受け入れなかったからのようです(間違えていたらスイマセン)
この記事を見てあまりにも現状の大変さが分かっていないのに驚きました。
自分達の月給の水準を維持する事を考えて、自分たちが働いている会社が無くなり失業したら月給すらなくなるという事は考えられないのでしょうか?
母屋(会社)が無くなれば月給どころではないのですが・・・
自分の事だけを考えていて、痛みも伴わないのにそれでも救済しろというのは虫がよすぎるというより呆れます。
こんな考えでは破たん時の影響が大きいとはいえ、こんな前例を作ればビック3だけでない製造業も公的資金で支えなければいけなくなり、正常な人なら救済をためらうはずです。
ただでさえ巨額の財政赤字があり、デフォルトの危険性もあるアメリカ経済の実態の中、無条件で救済はできないはずです。
経営の失敗も原因があります。
しかし、甘いといわれるかもしれませんが、母屋の立て直しにはそこで働く従業員も痛みを一緒に分かち合わなければいけないのです。
全米自動車労組(UAW)のような考えでは企業再生はハッキリ言って無理でしょう。
リストラも認めない、賃金下げも認めないでは子供の駄々のようなものです。
今年もあと半月ほどですが、クリスマス前後にアメリカ経済、世界経済に激震が走るかもしれませんね。
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