6月の外食産業の結果
社団法人日本フードサービス協会より2008年6月期の外食産業の結果が公表されました。(日本フードサービス協会のHPはコチラ )
全店規模はあまり参考にならないので既存店のみで検証してみます。
【 ファーストフード:売上昨対100.9%、客数昨対101.8%、客単価昨対99.1%】
全体的には客単価を下げて客数でカバーとおいう戦略が功を奏して、売上高は昨年対比では伸びています。
持ち帰り米飯・回転寿司が客数・客単価共に伸ばしているのは注目です。
●洋風ファーストフード:売上昨対101.1%、客数昨対104.3%、客単価昨対96.9%
●持ち帰り米飯・回転寿司:売上昨対102.2%、客数昨対101.1%、客単価昨対101.0%
【 ファミリーレストラン:売上昨対94.4%、客数昨対93.8%、客単価昨対100.7% 】
全体的に客数の落ち込みが激しく、客単価の伸びでは吸収し切れなかったようです。
特に洋風・和風・焼肉が悪い数字を出しています。
●洋風ファミリーレストラン:売上昨対94.0%、客数昨対93.9%、客単価昨対100.1%
●和風ファミリーレストラン:売上昨対93.0%、客数昨対92.4%、客単価昨対100.7%
●焼肉:売上昨対93.9%、客数昨対92.1%、客単価昨対102.0%
【 パブ・居酒屋:売上昨対93.9%、客数昨対92.1%、客単価昨対102.0% 】
アルコール業態は非常に厳しい数字が並んでいます。
特に居酒屋は飲酒規制だけでなく、郊外型の店舗はガソリン高騰のあおりをもろに受けているようです。
●居酒屋:売上昨対93.3%、客数昨対91.2%、客単価昨対102.3%
しかし、こんな状況の中でも、昨年対比で二桁伸ばしているお店もあります。
全てのお店が悪いわけではありません。
お客様は今まで以上にシビアにお店を選択して来店をされています。
外食機会は確実に減少していますが、選んでいただけるお店であれば今まで以上に評価していただけ、売上も上がります。
自店が選ばれるかどうかは今までの営業にもかかっていますが、“今”の営業が一番大きい影響を与えます。
お店で働く一人一人が本当の意味で「お客様に喜んでいただく」ことを考え、より良い商品の追求とより良いサービスの実現を不断無く向上させ続ける事だけがお客様の支持を得る事が出来る方法です。
毎日を流される事なく、外部環境の責任にせず、会社の責任にせず、自店の業績は自分達の責任であると言う事を自覚し、明確な目的意識と目標を持って仕事に取り組めば、必ず結果がついてきます。
今年の8月はオリンピックがあり、お盆と言う繁忙期に開催時期が重なり、アジアで行われると言う事で時差もあまり無く店舗営業の業態は特にディナータイムへの影響が考えられますが、それでもご来店下さっているお客様に最高の料理と最大の満足が提供できるよう、今から準備をしておきましょう。
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