最近の“特盛(メガ)料理”について
今日は昨日の続きのブログを書こうと思っていたんですが、昼間に見たテレビの事でどうしても書きたくなったのがタイトルにもしている「最近の“特盛(メガ)料理”について」です。
マクドナルドのメガマックに端を発した、大盛を越えた異常な量の盛り付けをした商品(あえてココでは料理という表現は使いません)をテレビや雑誌でよく見るようになりました。
マクドナルドの商品は普通の大人が食べきれるサイズに調整していると思いますが、テレビなどで見るのは到底普通の人が食べきれる量ではありません。
昔から○分以内に食べ切れたら賞金というのは、本当に一部のお店が宣伝代わりにしていました。
しかし、最近はマスコミが取り上げ煽るので異常な商品がもてはやされる傾向にあり、外食産業に携わり、少なくとも調理師をしていた者としては許しがたい行為だと思っています。
飽食の時代と言われ、食育という考え方も広まりつつある中で、現在の状態ははっきり言って異常です。
料理とは心を込めて食べる人の事を考えながら作り上げるものです。
ただ、量が多ければ良いというものではありません。
ネットの世界で、某牛丼チェーンの従業員が作った「テラ豚丼」という動画が話題になった事がありますが、これは作った従業員も悪いと思いますがそういう風潮を作っている大人たちにも原因があると思います。
外食産業では食べ残しと言われるモノが必ず出ますが、それでも出来るだけ全て召し上がっていただけるように量や味付け調理方法などを考えて料理を作っています。
料理になる食材は全て生命がある物です。
それを摂取しないと人間は死んでしまいます。
それならば料理される食材にも感謝の念と畏敬の念を必ず払わないといけません。
仏教の世界ではその事を『業(ごう)』と表現していますが、今の風潮はそういった気持ちは微塵も感じません。
私は別に宗教家でも何でもありませんが、昔から料理の世界では食材に対して慈しむ心と言うものを大切にしてきました。
今日のテレビを見ていて、本当に悲しくなってしまいました。
あれは料理ではありません。
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