ほっかほっか亭が分裂
持ち帰り弁当のプレナスが、「ほっかほっか亭」チェーンから離脱し、5月中旬から新たな店名で店舗展開することを決めたようです。(詳しくはこちら )
上記の事はどういうことかと言いますと、皆さんにおなじみの”ほっかほっか亭”という弁当チェーン。
これが分裂してしまいます。
業界に詳しい人でないとこの騒動は「なんのこっちゃ?」という感じだと思います。
私自身、この戦いに勝者はいるのか?と思っていますし、FCオーナーは巻き込まれて一番の被害者ではないかと考えています。
ほっかほっか亭というのは2006年度飲食業ランキング3位に入るほど大きな会社です。
もともとほっかほっか亭は埼玉県草加市で誕生したのですが規模が大きくなるにつれ東日本(旧ほっかほっか亭)、関西、九州の3地域本部制を導入し、独立採算という形で経営を行っていました。
今回の訴訟対象であるほっかほっか亭総本部というのは別法人で設立をされ、3地域本部のFC管理など中心的役割を果たしていました。
ここからがややこしい話になるのですが、九州の地域本部はプレナスで、関西の地域本部はハークスレイという会社です。
”ほっかほっか亭”という商標は総本部が出来てからも東日本に残したままになっていました。
東日本はその後ダイエー傘下になっていましたが、1999年にプレナスが買収し全体の6割強を占めるまでになりました。
ここからが問題なのですが、プレスナスが東日本を買収したという事はその会社にある商標登録もプレナスのものになります。
ここでプレナスは総本部に対して、商標権の使用料の支払を求める裁判を2006年12月に起こした事でバトルが始まったわけです。
プレナス側の主張はもっともな話ですが、FCがFC本部に商標権の使用料を求めて訴えるというのは今までになかったものです。
ほっかほっか亭総本部もプレナスに対抗する為に、なんと関西地域本部のハークスレイの子会社になるというウルトラCで対抗しました。
FC本部(親)がFC(子)に訴えられて、FCの子会社になるというなんとも不思議な現象が起こったわけです。
プレナスは新ブランドを立ち上げるようですが、FCオーナーにどちらと契約をするか確認するようです。
私がオーナーだったら・・・ほっかほっか亭総本部と契約するでしょうね。
知名度も抜群でいまさら新ブランドの浸透を待つことはしないでしょう。
お客様も慣れ親しんだブランド方が購入しやすいと思います。
FCオーナーはどういう選択をするのでしょうか?
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