利益の出し方を間違えると・・・
今日は群馬から東京へ移動後、東京の銀座、浜松町のお店を回ってきました。
銀座のお店は昨年、既存店サービス教育でお伺いしていたお店で、その後の確認の為にランチタイムを見に行きました。
感想は・・・う~~~~~~~~~んといった感じです。
詳しいことは書けませんが、厳しい状況ですね。
お手伝い時に改善された事、出来ていた事、新しく始めた事など、どれをとっても後退しています。
原因は明らかなのですが、なかなか難しい問題で解決には時間がかかるかもしれません。
店長と短時間ですがコミュニケをして浜松町のお店へ移動。
このお店は知り合いがオーナー&店長をしているお店なので、いつも移動時には顔を出して色々と話をしています。
今日はディナーの準備でバタバタしていたので、少し話して羽田空港へ向かいました。
両方の店に共通して言えることは、利益を出すために”人件費”のみに強烈なしわ寄せをかけているということです。
一店舗目は、私から見て最低4人で営業しなくてはいけないホールを、2人で行っていました。
当然、サービスというものは出来るはずもなく、作業すらキチンと出来ていません。
利益が出ていないというのもわかります。
しかし、あまりにも短絡的に人件費のみを削減するとどうなるでしょう?
目先には利益が上がるかもしれません。ただし、必ず継続的に客数は減り続け売り上げ自体を落とします。
そうなると、また人を削って・・・の繰り返しで泥沼にはいります。
ましてや客単価が高ければなおさらです。
そうならないように、しっかりと計画を立て、段階的にレベルを上げながら(教育と数値管理)無理の無い削減をしなくてはいけません。
ただ単に”人件費が高い!人を削れ”と言うのは誰でも言えます。
具体的にどうやって下げるのかまで考えて指示をしないと、スケジュールを急に削減されたP/Aは必ず不平不満を持ちやる気をなくし退職します。
せっかく一生懸命教育をした人財が、人災で辞めていくのです。
社員は少々の事は我慢できるかもしれませんが、P/Aは生活がかかっています。
急激な変更は問題があります。
なぜ人件費が高いのか、他の経費を落とす事でカバーできないのか、原価は?家賃は?
色々と考えることはあるのですが、手っ取り早く人件費が高いから削減するというのは同意できません。
東京の銀座や浜松町で地方のように大学生や主婦、フリーターを集めるのは至難の業です。
普通の時給ではまず集まりません。
それは開店前から刷り込み済みでなければ開店後に悲劇的なことが起こります。
利益は管理から出すことが簡単ですが、利益の出し方を間違えると、店があり、お客様も来店しているのに、そこで働く従業員がいなくなるという悪夢のような出来事がおこります。
正しい管理は正しい数値の認識からはじめる必要があります。
お店を預かっている立場の方は、好き嫌いではなく計数管理をしっかり勉強してください。
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