従業員教育に必要なこと
私は飲食専門のコンサルタントをしており、従業員教育をメインに仕事をしています。
一言で従業員教育と言っても、対象は経営者~P/Aまでさまざまです。
オープン前トレーニングも従業員教育の一つといえます。
そんな仕事をしていると、よくされる質問で
「お店でうまく従業員を教育出来ません。従業員教育のコツはありませんか?」
というのがあります。
従業員教育にコツというのはあるかもしれませんが、そんなテクニック論よりももっと大切な事があります。
それはなにか?
「ちゃんと教える人に対して責任を持っているか」ということです。
これはどういうことか。
従業員教育のゼミなどをしていると良く聞く言葉に
1、教えても覚えてくれない
2、物覚えが悪い
3、まじめに聞いてくれない
4、やる気を感じない
5、成長してくれない
というのがあります。
これは全て”教える側”が”教わる側”に責任を転嫁しています。
教育を行ううえで責任があるのは教わる側ではなく教える側です。
責任を転嫁した時点で教えることを放棄したのと同じです。
昨日のブログにも書いてますが、親が子育ての責任と行為を放棄したら子供はどうなりますか?
子供を作った親には子育てするという責任がついてきます。
従業員教育も同じで、面接を行い採用をしたなら教育をして成長させる責任があります。
この責任を忘れ、放棄や責任転嫁をすれば子供なら死んでしまうことになりますし、従業員教育なら退職につながります。
まず、従業員教育をする上で大切なことは、
全て教え方が悪い(教える側に責任がある)
というスタンスを持つことです。
例えば、
教えても覚えてくれないという問題には、相手が覚えやすいようにしているかということが上げられます。
・資料は事前に準備しましたか?
・事前に予習できるように次に何を教えるか伝えておきましたか?
・教える内容は誰が教えても同じですか?
・教育している時は他のことを行わなくても良いスケジュールは組みましたか?
・必ずメモは持たせてますか?
・メモが取れるように知育(OFF・J・T)と体育(ON・J・T)を分けて教えていますか?
・ロールプレイングは最低3回は行っていますか?
・教育後にメモの確認はしていますか?
・ひとつの事を教育後に質問の時間は作っていますか?
・一日に3つ以上教えていませんか?
などなど・・・
たった一つの事でもこれだけの注意点や考えがあります。
採用した従業員はには責任を持つ。
そうすれば【あきらめる】という事は出来ないはずです。
なんとかして覚えてもらおうという努力から、色々な教育の手段(テクニック)を身につけられるようになり、教育がうまくいくようになるのです。
皆さんは従業員教育の時、責任を持って行っていますか?
☆------------------------------------------------☆
広告・宣伝・既存顧客の囲い込みに困っていませんか?
集客アップ、再来店増のお手伝いをさせてください!
携帯販促システム「ココなび.com」
http://www.valhalla-network.com/coco-navi.html
☆------------------------------------------------☆