アメリカのバレンタイン

アメリカのバレンタインは男性が女性に尽くす日です。日本とは真逆な印象ですが、決して日本のように男性が女性に告白する日ではなく、カップルの男性がパートナーに対して尽くして愛を確かめ合うといったようなそんな日ではないでしょうか。

定番なのは男性が真っ赤な薔薇の花束を買って女性にプレゼントしたり、高級レストランで食事をしたりするようなものでしょうか。アメリカ人の彼氏がいるのに一人で過ごすというのはあり得ません。一人ぼっちにされてギフトもなしだと遊ばれていると思った方が良いでしょう。何もされなかったら怒っていい日とも言えます。とはいえ、大抵の良き旦那やデキる彼氏たちは、きちんと律儀にバレンタインをお祝いしてくれますし、それはたとえ日本人の彼女であっても同じでしょう。

ちなみにアメリカには当然ホワイトデーはありませんので、男性に対してのお返しなどはありません。このように男性側が女性に対して愛を証明したりする国が多く、バレンタインに女性側から一方的に尽くすような国は日本が特別だとも言えます。もちろん他にもさまざまなバレンタインのスタイルがありますが、アメリカは特にバレンタインを大切にする国の一つでもあり、カップルの女性は必ずパートナーが何かしてくれるのが当たり前だと思っている位です。日本で男性がチョコレートをもらえるのが当たり前なようなものでしょうか。もちろん形は違いますが、宗教に関係なくアメリカではきちんとお祝いするのが基本です。

日本のバレンタイン

日本のバレンタインは商業目的で広まったもので、女性が男性にチョコレートを渡したり愛を告白する日として独自の文化が広まっていきました。もともとこの日本のバレンタインデーにチョコレートを送る習慣が広まったきっかけはモロゾフがバレンタインにチョコレートを贈ろうというように宣伝していったのがきっかけといわれています。

このように日本でもバレンタインをお祝いすることじたいはされていますが、欧米とは違った独自の祝い方で祝われています。特に時代によっても変化があり、最近の傾向は他の記事でもご紹介していますがまとめてみると、本命チョコにはお金を掛けて、義理チョコにはお金を掛けなくなってきていることや、女性同士で友達に配る義理チョコがはやっていたり高級チョコレートを自分用に買ったりする人等が増えていることなどです。

バレンタインのギフトはチョコレートということは海外でもありますが、ここまで徹底しているのは日本だけなので、高級チョコレートにここまでこだわるのも日本だけです。そもそも海外の有名なショコラティエでチョコレートを買う現地の人はお金持ちと言われるようなセレブばかりで、庶民が日常的にギフトとしてでも購入することはありません。ベルギーやフランスでも有名なショップには観光客しかいません。日本のバレンタインにはこういった日本人の高級志向なところも出ていたりします。ただ、日本人にとってバレンタインのチョコは特別なものですし、そこにわざわざお金を掛けようという心理は同じ日本人であればわからなくもないのではないでしょうか。

チョコ以外の贈り物

バレンタインにはチョコレートを贈るのが必須になっているかとおもいますが、チョコレート以外のものを一緒に送る人も多いようです。カップルなどは特にチョコレート以外にもプレゼントをあげる人が多いようです。もちろんカップルではない場合はやりすぎということもあり得ますので、告白はチョコレートでも十分ではないでしょうか。

チョコ以外の贈り物にはどんなものがあるのか、他の記事でもご紹介していきますが、予算にもよって違ってくると思いますので、こちらでは選びやすいように予算別でご紹介していきたいと思います。

まず一万円以内だと小銭入れ、キーケース、帽子、手袋、マフラーやネックウォーマー、ネクタイ、ワイシャツ、Tシャツ、ライターなどがあります。二万円以下だと財布、アクセサリー、カバン、セーターやカーディガンなどのはおりもの、スニーカーそれ以上の金額だと時計や万年質、ダウジャケットやコートなどの上着、上質な革靴などなどがあります。もちろんものによって金額は左右されますので違ってくるかとは思いますが、こうしたものをチョコレート一緒にあげる人もいるようです。

もちろんこういったチョコレート以外のプレゼントはエクストラの扱いで日本では一般的ではありませんが、その分お返しもおねだりできますし、金銭的に余裕のあるカップルは楽しみながらやるのも良いかもしれません。また、こういったギフトと合わせて絵が美しいカードなども一緒にあげて普段は言わないような愛の言葉や感謝の気持ちを伝えるのも良いのではないでしょうか。

バレンタインデーとは

バレンタインデーは２月１４日に世界中で愛をお祝いするイベントです。起源はローマ帝国時代にまでさかのぼり、ローマの司祭聖バレンタインに由来するものですが、この日の本当の意味に関してはさまざまな異なる説があり世界中でもさまざまな異なる形でお祝いされています。他の記事では日本を含め世界ではどのような形でお祝いされているのかをご紹介していきます。

本来は愛を誓い合う日とされていて恋人たちがさまざまな形で贈り物をしあっています。一般的には男性が女性に尽くす日というのが欧米流で、日本は女性の心をつかみやすかったチョコレートを売る側の商品戦略から現在のような女性がチョコレートを売る日となっていったようです。それは本来言い伝えられているローマ帝国やキリスト教とはなんら関係のないものであって、日本独自の広まりでした。

実際に他の国でもチョコレートを贈る習慣がありますが、決してそれは女性側からの一方的なものではなく、男性側から贈るケースもあれば、恋人だけではなく家族や友人など愛する人に贈るというのが風習です。

このように世界中では家族や友人にも贈り物をしたりすることがあったり、女性ではなく男性が女性に贈り物をする日だったりする訳なのですが、それは日本でも近年広まってきていることで、理由は欧米化されてきているということではなく、単にチョコレートを女性が配りたいだけとも言えます。どちらにしても、日本のような形式でバレンタインを祝う国はなく、完全に商業目的の日となってしまっているのです。

バレンタインにプレゼントを贈ろう

バレンタインはそもそもどんな歴史がありどのように広まっていったのかを知っている人はあまり居ないのではないでしょうか。特に若者はそういった歴史などを知らずに女性が男性にチョコレートをあげる日や告白する日だと思っているのではないでしょうか。

記事の中でもかかれているように実際にバレンタインの起源となるようなストーリーはさまざまなものが言われています。名前のバレンタインは聖バレンタインから来ているのは間違いないようですが、そこからさまざまな形で世界中に広まっていきました。今ではキリスト教のお祝いごとという意味は薄れて、宗教に関係なく沢山の人にお祝いされるようになりました。ただ、日本のようにチョコレートや女性からの一方的な愛の告白などは独自の文化として広まっていて、特にチョコレートを売る側の商業戦略が今の日本のバレンタインの形になったというわけです。日本のそういった歴史的背景と合わせて、海外のバレンタイン事情などもご紹介していきます。

また、最近ではチョコレート以外のものをあげる人も多いようです。チョコレートはやはり日本のバレンタインのギフトには必須なのですが、カップルの場合はそれにプラスアルファで違ったギフトも用意している人が少なくないようです。バレンタインなので高価なものではなくさりげなくセンスの光るようなものが人気のようですが、予算は人それぞれなので、ギフトもそれぞれ違っているのではないでしょうか。相手の喜ぶものもそれぞれ違ってくるでしょうから、一般的に人気のあるものをチェックしながら、気持ちの伝わるギフトを考えていきましょう。

そして日本にはホワイトデーがあるので、お返しに悩むと思っている男性も多いのではないでしょうか。お返しは一昔前はキャンディーなどと言われていましたが、今の時代はさまざまです。バレンタインのチョコレート以外のギフトと合わせてどういったものがあるのかこちらも詳しくご紹介していきますから、自分のパートナーの喜びそうなものをピックアップ出きると良いのではないでしょうか。