競泳ジャパンオープン!!

話題のスピード社製の水着の威力をまざまざと見せ付けられましたね!
上田選手の200mFrには、おったまげましたが、北島選手の200mBrには、ぶったまげました。

すげー!! のひとこと・・・ですね。

でも、T.V.のワイドショーなどで、よく水泳や水着を知らないコメンテーターなどが、「水着で差が出るのはよくない!」とか「ルール違反じゃないか?」とか・・・好き勝手を口にするのは、ちょっと違和感を覚えます。
従来、ミズノがスピードのライセンスを持ち、世界の水着界をリードしてきました。カットや、素材、縫製・・・この20年を見ても、ロス五輪(1984年)からの、日本代表の水着を見ても一目瞭然!!

ただ、今回のスピード社製のレーザーレーサーの技術が、ずば抜けていることは確かでしょう。
このブログの vol.4 あたりでも避抵抗の話をしましたが、レーザーレーサーは、この避抵抗を促進する水着なのです。“速くなる水着”とかって、言われたりしていますが、なにも推進力がつくわけではありません。抵抗が軽減されるのです。これは、盲点であり、従来も抵抗軽減はテーマでしたが、水着で、ここまで差がつくとは思っていませんでした。北島選手は、平泳ぎという種目の特性上、泳ぎ自体が限りなく抵抗を減らした姿勢で泳いでいます。この泳ぎをマスターした北島選手が、姿勢に加え抵抗の少ない水着を着たら、世界記録をつくっても不思議ではありません。驚きはしません。
恐ろしいのは、北島選手が、さらにこのレーザーレーサーに慣れて、着こなして、万全の状態でレースに臨んだら、どのくらいの記録が出てしまうのか・・・!?とんでもない記録がでるかもしれません。

上田選手の1分57秒台にも、驚愕でした!1ヶ月前は、2分00秒で選手権を優勝した選手が・・・(予選は59秒台でしたが) この2ヶ月で、しかも強化期間だろうに・・・千葉選手の記録をいつかは、上田選手が破るとは思っていましたが、このタイミングとは、予想しませんでした。

さて、世界の水泳界も騒然です。ドイツのナショナルチームは、基本的にアディダス1本の指定の予定ですし、北島の最大のライバルといわれるB・ハンセン選手(アメリカ)は、ナイキの契約選手です。もちろん、スピード社の水着を着れるようにアクションがあるとおもいますよ!!どうなることでしょうね・・・。



さて、北京五輪・・・チベット問題でいろいろありますが、ここでおもしろいように盛り上がってきましたね!!

それより・・・・「泳ぐのはボクだ!」Tシャツほしいなぁ・・・。

アシックス、ミズノ、アリーナの各社も、これを機に本格的に水着の改革を進めていくでしょう。山本科学の素材もデータ状では、スピード社のLRを凌ぐ素材だと言われています。これらの生地をどうやって加工して、縫製して、最高の水着をつくるのか? 特に、アシックスやミズノといった日本企業の腕の見せどころですね。
今日(6/10)の、水泳連盟の会見が楽しみでーす!!