久しぶりさぁ~
忙しいのにかまけて、更新をさぼってしまったさぁ~ すみません。

さて、「水中歩行」ですが、ただ歩くだけで、何か効果あるの?と思っている方も多いと思います。しかし、効果はあるんです。水の抵抗などの特性を、以前にお話しましたが、その抵抗や浮力のお陰で陸上での歩行運動よりも、エネルギー消費が多いことと、安全性が高いという利点が生じるのです。また、水の抵抗を利用して、自分の体力などに応じて、自分で負荷をコントロールできるというメリットもあるのです。

まずは、普通の「前向き歩行」です。プールの中を普通に歩いてみましょう。何事も、ウォーミングアップは必要ですから、準備体操をした後に、プールに入り歩き始めます。25mプールであれば、ゆっくり普通に歩いて1往復してみましょう。
慣れてきたら、少し意識して早歩きをします。歩幅も少し大きくします。
ここで注意することは、一つ! 体重移動です。 プールの底はFRP(ガラス繊維樹脂)だったり、セラミックタイルだったり、アルミだったりと様々ですが、タイル以外であれば塗装もしてあります。当然ですが、水の中ですので滑りやすいのです。プールでの歩行をする際は、常に接地脚の真上に重心が来るように、意識して体重移動をして歩きましょう。腰がひけて、接地脚が前に出るような歩き方をすると、滑って歩きにくいし、スピードも出しにくいのです。スピードが出せないと、抵抗も増えません。水の抵抗は、速度の二乗に比例して増していく、という定義もありますので、体重移動をしっかりとして、速度のコントロールが自在にできるように慣れていくことが大切です。

少し大股で、少しの早歩きで、プールを2往復しましょう。初めてであれば、それだけで息があがってくるものです。
そして、歩いていて気づくのが、腕を大きく振らないと歩きづらいということです。抵抗があるので、腕を大きく動かして体の回旋とバランスを取らないと、歩きづらくなります。

次には、横向きになっていわゆるカニさん歩きです。体の巾は、横向きの方が細く抵抗も少ないので歩きやすいと思います。右向きで行き、帰りは左向きなど、工夫して歩いてみましょう。これも2往復!

そして、次には後ろ向きで歩きます。前向きの場合と、脚の運び方が異なるので多少歩きやすいのではないでしょうか。それでも、腕を大きく振ることと、体重移動をしっかり行うようにして歩きましょう。後ろ向きでも2往復してみましょう。
ここまでで7往復。距離にして350mです。
25mプールではなく、一周150m~200m位の流水プールの施設などでは、1周ごとに歩き方を変えてみましょう。流水プールは、流れがあるので速度も自然と出てしまいます。その分、さらに滑りやすいので体重移動を気をつけないと、コケます。最近のプールは、歩くレーンをつくり床がザラザラになっていたり、ボツボツになっていたりと工夫がされているプールも増えてきました。
日中のすいている時間帯であれば、流れに逆らって、歩くことも効果的です!いわゆる逆走です。しかし、施設によっては、逆走禁止の施設もあるので、要注意!!

次回は、より発展させた歩き方をご紹介しますね。では、雪にも負けす、プールに足を運びましょう!!