エイリアス誕生秘話
みなさん、ヴァルキュリわ!
チーフプロデューサーの、シュンターこと田中俊太郎です。
応援キャンペーンのご応募、本当にありがとうございました!
本日、シンディのほうから、賞品のパネル含め、もろもろのご連絡をさせていただきます。
最後の12月ぶんの募集、まだまだ受け付けてますので、ぜひご応募くださいませ!
さてさて。今日は昨日のコメントで質問があった、エイリアスのことについて書こうと思います。
「戦場のヴァルキュリア」には、ヴァルキュリア人と呼ばれる、非常に強力な力を持った謎の民族が登場します。
エイリアスは、そのヴァルキュリア人の血を引く少女……というところまではこれまでも発表しているのですが、非常に物語に深く関わってくるキャラクターのため、正直これ以上は書けないことばかりです。
東京ゲームショウで、エイリアス役の戸松遥さんにステージに来ていただいたのですが
「自分のキャラクターの紹介ができない!」と嘆いておられました。
でも今日は、怒られない範囲での情報と、裏話などを書いてみたいと思います。
まずエイリアスという名前。
これには「偽名」「別名」「誰でもない」「実体がない」などという意味があります。
うーん、どういうことなんでしょう。
また、彼女の着ている服にも注目していただきたいです。これは、前作に登場したヴァルキュリア人・セルベリアの衣装とある程度の共通点があります。セルベリアは、帝国軍にいたヴァルキュリア人。つまり、エイリアスも帝国と何らかの関係があると思われますね。
…………。
ぐはーーー、これ以上書けない!
このブログではぶっちゃけることを信条としたい私ですが、さすがにこれ以上は書けません。
しょうがないのでひとつ裏話を。昨年のお話です。
「戦ヴァル2」のプロットが固まり、いよいよキャラクター原案の本庄雷太さんと打ち合わせをしようということになり、われわれは待ち合わせをした喫茶店にいきました。
そして雷太さんも現れたのですが、そのとき、ひょいと
「手ぶらで来るのも何なので、ちょっと思いついたキャラを描いてみました」
と、一枚のラフイラストを差し出されました。それが下のイラストです。
もちろん、この段階でまだ雷太さんにはプロットを見せていません。
ですが、この絵のイメージは、われわれが「2のヴァルキュリア人」(まだエイリアスという名前はありませんでした)に抱いていたイメージにぴったりでした。
「これこれ! これよ雷太ちゃーん!」
プロデューサーっぽく言ってみました。もちろん嘘ですよ! こんな失礼なこと言いません。
「これだ!」
その瞬間、エイリアスが誕生したのでした。
ご覧になるとわかるように、エイリアスのデザインはその時のラフイメージからほぼ変わっていません。
われわれのプロットと、雷太さんなりの「今度はこんなヴァルキュリア人を描いてみたい」という思いが、ここまでシンクロしてたのかと、本当に驚きました。
こんなことは、私も長い間ゲームを作っていますが、初めての経験でした。
エイリアスは、生まれるべくして生まれてきたキャラクターなのだと、今改めてしみじみ思います。
ホント、これぐらいしかエイリアスについては書けないのです。申し訳ありません!
彼女がどんな運命をたどるのかは、ぜひ皆さんの目で確かめていただきたいと思います。