「ガリア公国」という名前の由来って何?
みなさん、ヴァルキュリわ!
チーフプロデューサーの、シュンターこと田中俊太郎です。
このブログも書き始めて、はや2週間がたちました。
戦場のヴァルキュリア2の情報を伝えることはもちろん、前作をやっていない人にも「戦場のヴァルキュリア」のことをたくさん知ってもらいたい、という目的もあります。
このブログでは、ヴァルキュリアの世界観についても、ゲームの紹介も含めながら、ときどき書いていきたいと思います。
今日は「戦場のヴァルキュリア」の舞台である「ガリア公国」という国について書いてみます。
ガリア公国という国は、われわれが作った架空の国です。
その名前は、およそ2000年前にヨーロッパに広く居住していたケルト人たちの一派・ガリア人に由来しています。
ガリア人たちは、彼らの領土に進行してきた大国・ローマ軍と壮絶な戦いを繰り広げますが敗れてしまい、ガリアはローマの属州となりました。
ちなみにそのとき、バラバラでまとまりのなかったガリア人たちを統率してローマ軍に抵抗したのが「ウェルキンゲトリクス」という人物です。前作の主人公・ウェルキンの名前は、ここに由来しています。
「戦場のヴァルキュリア」の物語には、いくつかのテーマがあります。
どうしようもないような苦難に、負けずに必死に立ち向かう人たちの姿。
最初はまとまりのないバラバラな人たちが、徐々に心を通わせていく奇跡。
こうしたテーマとシンクロするかつての「ガリア」をモチーフに、「ガリア公国」という名前や設定が生まれたのでした。
前作「戦場のヴァルキュリア」では、寄せ集めの義勇軍が圧倒的な「帝国軍」と戦う、という形でこのテーマを描いていました。
今度の「戦場のヴァルキュリア2」も、このテーマじたいはまったく変わっていません。
ランシール士官学校の落ちこぼれでやる気のないクラス・G組の士官候補生たち。
彼らが、アバン・ゼリ・コゼットによって徐々に心をひとつにして、圧倒的な力を持つ反乱軍と、人造ヴァルキュリアたちに立ち向かっていく……
痛快で胸がスッとする、熱くて泣ける物語です。
ぜひ皆さんにも、この感動を味わっていただきたいと思います。
2010年1月21日、ガリア公国にて皆さんをお待ちしています。