今週のビックリドッキリ新兵種!
みなさん、ヴァルキュリわ!
チーフプロデューサーの、シュンターこと田中俊太郎です。
昨日、公式HPで公開になったG組ムービー、もうご覧になったでしょうか?
「技甲兵」編、そして「支援兵」編です。
まだご覧になってないかた、こちらからどうぞ!
スパナで殴り、盾で攻撃!
「戦ヴァル2」になって増えた新兵種が満載のムービー、ぜひご覧になってください!
チーム内でも人気の高いマガリたん、そして女性プレイヤーに人気のアレクシスも登場しています。
さてさて、今回の新兵種の中でも、みなさんのお便りなどで多く寄せられた「どういう兵種なの? 使えるの?」的な質問や意見について、私なりに回答してみようと思います。
◆「直接相手をぶん殴れ!」技甲兵グループ
ヴァルキュリア2開発の初期段階のころ。
ディレクターや企画から「直接なぐって攻撃できる兵種を出したい」と言われ、「ハァ? 何言ってんの?」と呆れたことを思い出します。
私の中では「戦場のヴァルキュリア」とは「銃で攻撃するゲーム」というイメージがあり、剣のような武器を持っている兵というアイデアは、想定外でした。
そして現在のワタクシ。もう、剣甲兵の大ファンです!
スコップ剣かわいいよスコップ剣。
敵をぶん殴って倒したときは、脳汁出ます。ブアキイッ!というSEもたまりません。
銃弾をはじく盾も持っているので、盾で銃弾を受けながら敵の目をひきつけて囮になる、というような使い方もできます。ただ、移動力が低いのが難点ですが。
思えば前作のときも開発中に社内の人から、ロケット砲を持っている「対戦車兵」について「これはねーよ!」「ファンタジーすぎる」とずいぶん言われたものでした。でも対戦車兵によって、ゲーム性は大きくアップしました。
今回も、この兵種が増えたことで、戦術の幅は飛躍的に向上したと断言できます!
技甲兵は、突撃兵と並ぶ攻撃要員になることでしょう。しかしそれぞれに一長一短があるので、それぞれをうまく使いわけるのがテクニックになります。
見た目ついては「よく考えりゃガンダムもわざわざ剣とかハンマーで攻撃してるじゃん!」と思ったら、なんかスーッと違和感が消えていきました。え、話が違う? そうですか。
もうひとつのユニークな新兵種です。
味方の能力をサポートする、縁の下の力持ち的な兵種のアイデアは昔からあったのですが、「楽器を吹く」という形でそれを実現してみました。
古くから戦場においては、「音」が大きな意味を持っていました。
ときの声をあげて相手を威嚇したり、三国志ではドラをジャーンジャーンと鳴らして「げえっ、関羽!」などと驚かせたり。20世紀にいたるまで、戦場ではラッパが指示伝達・士気の鼓舞に一役買っていました。
「戦場のヴァルキュリア」の戦争は、コンピュータ制御で敵をロックオンして勝手に倒したり、ミサイルが飛び交ったりするようなハイテク戦ではありません。
必死に走り、物陰に隠れ、敵に撃たれたら地面にぶっ倒れる。それを助けに行く……というような、人間くさい戦争を表現したいと思っています。そのため、あえて飛行機も登場させていません。
戦場で楽器を吹く、というアナログな感覚は、むしろ「戦ヴァル」の世界にふさわしいものだと思っています。
そして実際、楽奏兵はなかなか使える兵種なんですよ!
ボスや超固い敵などと戦うとき、「パッパカパ~」と味方を鼓舞すると、これがかなりの効果があるんです。
何より「お前の応援が、俺に力をくれる!!」という、友情のようなものを感じるのですよ!
通信プレイではさらにこれを実感します。「おまえの想い、ムダにはしない!」
まあ、その直後調子に乗って突撃し、あっさり撃たれて死んだりするのですが。
映像を通して、少しでもこのようなわれわれの意図が伝わるとうれしいです。
これからもメールや、ブログへのコメントでもよいので、ご意見などあったらどしどしお寄せください。
ガンガン、ぶっちゃけて答えていきますよ!