‐壁‐ | 『紅の流血戦姫【クリムゾン・ブラッディ・ヴァルキュリア】』

『紅の流血戦姫【クリムゾン・ブラッディ・ヴァルキュリア】』

~風の様に気侭なルシファーの気まぐれ不定期更新ブログ~

キミはいつでも其処に居た

三日月のように嗤ッテイタ

「どうしてそんなに滑稽なの」と

いつまでも同じコトを

延々と久遠に繰り返す

愚かなワタシを嘲笑ウ


ワタシは前に進みたい

だけども壁が行く手を阻む

高い高いその壁を

ワタシは必死に超えようと

爪を立てて登り行く

たとえ何度墜ちようと

たとえ爪が剥ガレても

ワタシはソレを繰り返す


キミは終にしびれをキラシ

ワタシの側へ躍り出る

聡いキミは愚かなワタシに

一言残シ立ち去った

「越えられないナラ穴でも掘レバ」

愚かなワタシはその一言で

世界が拡ガリ眼が醒メル


ソレはトテモ単純で

愚かなワタシの救世主


「やっと気付いたのね…、お馬鹿さん……」

            ~Fin~