キミはいつでも其処に居た
三日月のように嗤ッテイタ
「どうしてそんなに滑稽なの」と
いつまでも同じコトを
延々と久遠に繰り返す
愚かなワタシを嘲笑ウ
ワタシは前に進みたい
だけども壁が行く手を阻む
高い高いその壁を
ワタシは必死に超えようと
爪を立てて登り行く
たとえ何度墜ちようと
たとえ爪が剥ガレても
ワタシはソレを繰り返す
キミは終にしびれをキラシ
ワタシの側へ躍り出る
聡いキミは愚かなワタシに
一言残シ立ち去った
「越えられないナラ穴でも掘レバ」
愚かなワタシはその一言で
世界が拡ガリ眼が醒メル
ソレはトテモ単純で
愚かなワタシの救世主
「やっと気付いたのね…、お馬鹿さん……」
~Fin~