血に染まりし少女 | 『紅の流血戦姫【クリムゾン・ブラッディ・ヴァルキュリア】』

『紅の流血戦姫【クリムゾン・ブラッディ・ヴァルキュリア】』

~風の様に気侭なルシファーの気まぐれ不定期更新ブログ~

力を求めた10人の少女達は、


あらゆる世界をさまよった。


だけど力は、


そう簡単には手に入らない。


その時、


少女達の脳裏に、


謎のしわがれた声が響く。


『10人で殺し合え、残った1人に力を与える。』


それを聞いた少女達、


力を求めて殺し合う。


たとえ今まで友だったとしても、


彼女達に容赦は無い。



なぜなら、

―――彼女達は力を求めて旅をしていたから。



故に、


彼女達は血で血を洗う戦いに身を投じた。


力が手に入ると信じて………。


最後に残った血に染まりし少女。


しかし力は手に入らない。


そう、少女達は………、


甘言に踊らされた哀れな人形。


少女には後悔のみが残った。


友を殺めて血に染まりし1人の少女。


彼女は自ら命を絶った。


後悔に心を押し潰された。


故の自決。


残されたのは少女達の死体と血の海のみ。


甘言を流したモノの正体は分からない………。


            ~Fin~