力を求めた10人の少女達は、
あらゆる世界をさまよった。
だけど力は、
そう簡単には手に入らない。
その時、
少女達の脳裏に、
謎のしわがれた声が響く。
『10人で殺し合え、残った1人に力を与える。』
それを聞いた少女達、
力を求めて殺し合う。
たとえ今まで友だったとしても、
彼女達に容赦は無い。
なぜなら、
―――彼女達は力を求めて旅をしていたから。
故に、
彼女達は血で血を洗う戦いに身を投じた。
力が手に入ると信じて………。
最後に残った血に染まりし少女。
しかし力は手に入らない。
そう、少女達は………、
甘言に踊らされた哀れな人形。
少女には後悔のみが残った。
友を殺めて血に染まりし1人の少女。
彼女は自ら命を絶った。
後悔に心を押し潰された。
故の自決。
残されたのは少女達の死体と血の海のみ。
甘言を流したモノの正体は分からない………。
~Fin~