個人的なCDの感想です。
チエリスト/ゴーチエ・カプソンの「INTUITIONT(直感)」。
第1曲はタイスの「瞑想曲」。
ヴァイオリンで奏される名曲ですが、
耳がヴァイオリンの過細い高音で始まる曲想になじんでしまい、
どうにも、チエロの低音がピンとこない。
愛の挨拶、鳥の歌などの名曲に、
ジョバンニ・ソッリマの「チエロよ、歌えよ」など超技巧的な
現代曲が押し込まれています。
見本市というか、ごった煮というか、
消化器の動きがついていきません。
チエロの音色は甘く、かなりの腕前ですが、
直感重視、気ままな曲の配列というか、
コンサートにしろ、CDにしろ、懐石とまではいかずとも
それなりのメニュー、一貫性が欲しいところです。
(私のこの感想も直感に従っているけれど)
こちらは好きなピアニスト/フランク・ブラレイとの共演動画