12:00 「瞳は静かに」
14:30「スリーピング・ボイス~沈黙の叫び~」
16:45「苺とチョコレート」
今日の1本目は、アルゼンチン映画「瞳は静かに」
舞台は軍事政権下のアルゼンチン。
「ええ~っ、また~?」と思われたあなた。
わかります。軍事政権とか内戦とか暗いんだもん、と。
でも、これは極上のサスペンスでもあるのです~。
予告編
子供を主人公に大人が言いたいことを
言う映画ではなくて、あくまで子供の視点です。
子供の目線は大人よりも低いので、すべてが
見えている訳ではないのですが、だからこそ
感じることができる。
無邪気で好奇心旺盛なアンドレスが、父や祖母の
行動に疑問をいだき始めることで、どんどん
変わって行くところが見所です。
アンドレス役のコンラッド・バレンスエラは、
映画初出演。祖母役のノルマ・アレアンドロは
アルゼンチン初のアカデミー賞外国語映画賞を
受賞した「オフィシャル・ストーリー」主演女優です。
「オフィシャル・ストーリー」の後、ノルマ・アレアンドロは
軍事政権を舞台にした映画には出演しませんでしたが、
ダニエル・ブスタマンテ監督の脚本を読んで、快諾したという
経緯があります。闘う人たちより、当時の
市井の人々を主人公にすることで、日常生活に潜む
圧力がよく分かる作品です。
2本目の「スリーピング・ボイス~沈黙の叫び~」と
共に、ぜひ!
3本目はキューバ映画「苺とチョコレート」
キューバ映画で初めてアカデミー賞外国語映画賞に
ノミネートされた作品で、DVDがレンタルであるようですが、
字幕はスペイン語から直接訳した新訳版です。
いま、観光客がどっと押し寄せているキューバですが、
ディエゴとダビドが出会うアイスクリーム屋さん、
「コッペリア」も長蛇の列ができることで有名です。
そこで苺のアイスを頼むディエゴをみて、ダビドが
「男ならチョコレートだろう」と思うのですが、
ディエゴはひるまず、アイスの中に苺が見つかって
今日は何てラッキーなのというシーンが、
「朝食、昼食、そして夕食」の中でも引用されています。
この映画でディエゴの部屋だったところは、
今や、有名なレストランになっております。
La Guarida
いま、ホームページのリンクが切れているようですので
facebookの情報も…。(スペイン語ですが)
La Guarida Facebook
キューバに行かれる方は、ぜひ、映画を観てねっ!
それでは、コッペリアでの出会いのシーン(スペイン語)を
ど~ぞ。