ひろがるスカイ!プリキュア 第50話(最終話) | ジーク 冒険譚

ジーク 冒険譚

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「ダイジャーグ!」

「5人の力、見せつけちゃいましょう!」

「ヒーローの出番です!」

「ダイジャーグ!」

 

 

 

 

 

無限にひろがる!

わたしたちの世界!

 

「ダイジャーグ!」


牙を掴むマジェスティ


尻尾を掴むスカイ
スカイ「ハァーッ!」
マジェスティ「ウゥー!」
スカイ「大!」
マジェスティ「回転!」
スカイ「プリ!」
マジェスティ「キュア!」
スカイ・マジェスティ「返しー!」
「ジャーグ! ジャ…」

バタフライ「ハァッ!」
「ダッ!? イッ!?」
ウィング「ウィングアターック!」
「ジャーッ!」
スカイ「スカイパーンチ!」
プリズム「プリズムショット!」
「マジックアワーズエンド!」
「ジャ…」

「ダイ…ジャーグ!」


カイゼリン「…!」

ダイジャーグ「ダイジャーグ!」


カイゼリンに取り憑くダイジャーグ

カイゼリン「アア!」


「愛している…」


スキアヘッド「あなたが必要だ。そしてあなたも私が…」
カイゼリン「いや、それは違う。」
スキアヘッド「ムォ…」


カイゼリン「私には…新たな友がいる!」

「…!」

カイゼリン「お前はもう…必要…ない!」


ダイジャーグが追い出される


ダイジャーグ「ジャー…」

ワープゲートが開く
ダイジャーグ「ダイ…ジャーグ!」
ワープゲートに飛び込むダイジャーグ

プリズム「逃げたよ!」
スカイ「どこに…」
?「そうだなぁ」
「!」
バッタモンダー「もし僕がアイツだとしたら…君達が行かれたら嫌な所。例えばそう…」

ソラシド市


「何だ」
「これは一体」
ヨヨ「行けない」

上空にワープホールが開かれる


ダイジャーグ「ダイジャーグ」

カバトン「カ~バカバカバトトンがトンでカバトントン!」


ワープゲートが開かれる



カバトン「さあ、行くのねん!行って終らせて来るのねん!」
プリズム「その傷…」
スカイ「!」
ミノトン「街は大丈夫だ。我らが協力して守り切った」
カバトン「こんな傷、大した事ないのねん」
カイゼリン「任せたぞ、プリキュア!」


肯く5人


スカイ「行きましょう!」



変身が解かれる

5人「えっ!?」
エル「嘘でしょ!?」
ましろ「このタイミングで何で~!?」
あげは「戦い過ぎって事?」
ツバサ「マズいぞ。これは…」
ソラ「落ち着いてください!」
「!」
ソラ「プリキュアの力は私達の胸の中にあります。その力は…無限! 限界なんてありません!」


「皆さん、大変です!御覧ください、ソラシド市の上空に大きな蛇が…」
たける「プリキュア… 早く来て!」


ダイジャーグ「ジャー…」
?「誰かに取り憑こうとしているんですか!」
ダイジャーグ「ジャ?」

ソラ「無駄です! だってここは素晴らしい世界ですから!あなたの入れ物になるような…あなたの力を欲しがってるような人は一人もいません!」
カイゼリン「見せてくれ…お前達が信じる無限の力を!」



ダイジャーグ「ジャーッ!」

ソラ「ヒーローの…」
ソラ・ツバサ・エル「出番です!」
ましろ・アゲハ・「出番だよ!」
5人「スカイミラージュ! トーンコネクト!」
ソラ「ひろがるチェンジ! SKY!」
スカイ「無限に広がる青い空! キュアスカイ!」
プリズム「ふわり広がる優しい光! キュアプリズム!」
ウィング「天高く広がる勇気! キュアウィング!」
バタフライ「アゲて広がるワンダホー! キュアバタフライ!」
マジェスティ「降り立つ気高き神秘! キュアマジェスティ!」
スカイ「READY…」
4人「GO!」
5人「ひろがるスカイ!プリキュア!」



光線を射つダイジャーグ
スカイ「ヒーローガールー」
5人「世界パーンチ!」
プリズム「あなたならこう言う」
ダイジャーグ「ジャ!?」
プリズム「『力が全て』でも!私達はもっと強い物で戦ってるんだ!」
ウィング「負けるものか!世界を閉じて、同じ所でただ濁ってるだけのお前なんかに!」
バタフライ「私達は広がって行く!あんたを越えて大きく広く!」
マジェスティ「私達は絶対負けない!」
スカイ「私達はひろがるスカイ!プリキュア!」

ダイジャーグを押し切る
スカイ「皆!」
肯く4人
5人「マジェスティクルニクルン! プリキュアマジェスティックハレーション!」




ダイジャーグに炸裂

ダイジャーグ「これが最強の力…私の負けだ…」

ダイジャーグ「ハレワタッタ~」


ウィング「まだ信じられないや…」
マジェスティ「終ったの?」
プリズム「本当に終ったんだよね?」
バタフライ「終らせたんだよ。私達で!」
スカイ「…。帰りましょう。私達の家に!」



国王「むむ~まだかー?プリンセスはまだ帰って来ないのかー?う~ん…」
王妃「さっき通信で2時間も話したばかりではありませんか」
国王「そう言う其方だって…プリンセスの服、幾ら何でも多過ぎでは?」
王妃「つい…」




アンダーグ帝国

縫い包みを編むカイゼリン

カバトン「何してるのねん?」
カイゼリン「もう一度作り直してみたくなってな」
カバトン「かわゆいのねん!俺達3人のも作ってほしいのねん!」
カイゼリン「悪いが予約が入っている。キュアマジェスティの縫い包みを作るようプリンセス・エルから頼まれた」
ミノトン「スカイランドとの和平は長く続きそうですな」
カイゼリン「可笑しな奴らだ。こんな私に付いて来てくれるとは何故だ?」
カバトン「『こうするのが正しいと思った』。そんな所なのねん」
ミノトン「武人は二君に仕えず」
バッタモンダー「僕はもっと待遇のいい職場に見つかったら普通にそっちに行きますけどね…ヒャア!」
カバトン「何か言ったのねん!?」
ミノトン「貴様、それでも武人か!」
カイゼリン「フッ、ハハハ…」



隊員達「タァ! タァ!」
アリリ「今日はここまで!」
隊員達「ありがとうございました!」

ベリィベリー「隊長」
シャララ「何だ?」
ベリィベリー「あの…ソラはいつ護衛隊に?」
シャララ「そろそろ向こうの世界から帰って来ると聴いてはいるが」
ベリィベリー「待たせ過ぎだ…」
シャララ「フフッ」
ベリィベリー「わ…私の訓練相手が勤まるのはソラくらいですから」
アリリ「うん? 相手なら私がするが?」
ベリィベリー「副隊長は黙ってて貰っていいですか?」
アリリ「何ぃ!?」
ベリィベリー「何ですか?」
アリリ「この~、生意気言いよって」
シャララ「待っているぞ、ヒーローガール」



「残念なお知らせがあります。ハレワタールさんが転校する事になりました」
「ええーっ!?」
「風邪引くなよ」
「えっ、マジで?」
「元気でね」
ソラ「はい!」
「寂しくなるなぁ」
ソラ「私もです」
「メッセ送るね!」
ソラ「スマホの電波が届かない所で引っ越すのでお手紙がいいです!」
「それ、どんな田舎?」


屋上


ソラ「エヘヘヘ…野球部の皆さんも書いてくれました」
ましろ「よかったね、ソラちゃん」
ソラ「はい!」
ましろ「寂しくない?」
ソラ「寂しくないって言ったら嘘になります。でも、住む世界が変わるだけ。トンネルを使えばいつだって会えますから」
ましろ(ナレーション)「ソラちゃんの言う通り住む世界は変わるだけ。トンネルを使えばいつでも会える」




虹ヶ丘邸


掃除するツバサ

ツバサ「フウ…」
エル「とっても綺麗」
ツバサ「プリンセス、ご自分の部屋の掃除は終りましたか?」
エル「! もうちょっとかな…」
ツバサ「散らかし放しじゃ駄目ですよ。こちらの世界の諺でも言うじゃありませんか。『立つ鳥跡を濁さず』って」
エル「エル、赤ちゃんだから分らないよ~」
ツバサ「そう言うズルも駄目です。最強のプリンセスも実はお片付けが苦手なんて知ったらスカイランドの国民の夢が壊れちゃいますよ。!」

外の景色を見詰めるエル

ツバサ「この見慣れた景色とももう直ぐお別れですね」
エル「うん…」
ツバサ「ソラシド市…落ちて来たのがこの街で良かった。本当に良かった」


弁当作りに勤しむあげは
ましろ(ナレーション)「住む世界が変わるだけ。トンネルを使えばいつでも会える。どんなに離れていたって私達は友達だし、一緒に過ごした時間がなくなっちゃう訳じゃない。
でも…それでもやっぱり寂しいよ。お別れなんて悲しいよ」


手帳を見詰めるソラ
それをしまうソラ


エル「長い間、お世話になりました」
ヨヨ「こちらこそ、お世話になりました」
エル「私とソラをこの家に受け入れてくれた時、ヨヨさんはどこまで知っていたの?」
ヨヨ「スカイランドの様子はミラーパッドで時々観察していたからあなたが空から降りて来た事や神秘的な存在のお使いであろう事は薄々…。
でもね、一緒に暮らそうと決めたのはそんな理由じゃないわ」
エル「?」
ヨヨ「いい子達だって一目で分ったからよ」
エル「…!」
ましろ「! …」
エル「ましろ、ぎゅっとして?」
ましろ「!」
ましろを抱きしめるエル

エル「温かい…。大好きだよ、ましろ」
ましろ「私もだよ、エルちゃん」
ましろ・エル「わっ…」

それに倣い抱きしめるあげは
あげは「私もどっちも大好き!」
エル「うん!」
ツバサ「……。あげはさん」
あげは「!」
ツバサ「お弁当有難うございます。向こうでいただきます」
あげは「美味しいよ~?また食べたくなったらいつでも遊びにおいで!」
ツバサ「はい」
あげは「…で、少年。これからどうするの?」
ツバサ「賢者を名乗るには僕は知識も経験も足りていません。なので暫くスカイランドを旅して回って見聞を広めようかと」
あげは「へえ~、楽しそう! 私も一緒に行きたいなぁ。あっ、何なら車出す?…何てね」
ツバサ「…」
あげは「少年の夢が全部叶えますように」
ツバサ「僕、あげはさんに言ってない一つの夢があるんです」
あげは「何?」
ツバサ「あげはさんみたいに格好いい大人になりたい」
あげは「…!」
ツバサ「僕達、いいコンビでしたよね」
あげは「うん。タイタニック・レインボーは私とツバサ君しかできない最高で最強の技だった」
ツバサ「…! はい!」
エル「ツバサ?」
ツバサ「行きましょう。プリンセス」
エル「うん。バイバイ、あげは!」

ゲートを通るツバサとエル


ましろ「やっぱり、スカイランドに帰るの明日にしない?」
ソラ「…」
ましろ「明日休みだからくもパン焼くよ!ねっ?それが無理ならこれから一緒に夜ご飯食べてから…」
ソラ「ましろさん。」
ましろ「…!変だよね…。分ってるよ。住む世界が変わるだけ。トンネルを使えばいつでも会える。それにどんなに離れていたって…。ウッ…ウウ…」
涙が零れる
ソラ「どんなに離れていたって私達はプリキュアです」
ましろ「うん…。ウウ…」

手を差し伸べるソラ
ソラ「これまで何回手をつないだか、覚えていますか?」
ソラ「私のヒーロー手帳によると何と142回!…なんてあれは冗談ですけど。エヘヘ」
ましろ「エヘヘ…」
ソラ「ましろさんの笑顔が大好きです。だから笑ってお別れしましょう?」
ましろ「やっぱりソラちゃんはヒーローだよ。本当に強くて格好いい」
ソラ「そうじゃないってましろさんが一番知ってる癖に」
2人「フフフフ…」
握手を交わす


肯くソラ


ゲートを通るソラ



ましろ(ナレーション)「こうして私達の長い冒険は終りました」


翌朝

ましろ「う~ん…」

ましろ(ナレーション)「私、絵本を描く事にしました。それは空から降りて来た不思議な赤ちゃんとその子を守るヒーローガールとそして普通過ぎる女の子のお話。
その仲間は空を飛ぶ勇敢な男の子と優しくて格好いいお姉さん」

ゲートが開く
ましろ「えっ!?」


ソラ「おはようございます。ましろさん!」
ましろ「ど…どう言う事!?」
ソラ「遊びに来ちゃいました!」
ツバサ「昨日大袈裟にお別れした許りでちょっと恥ずかしいですけど…」
エル「ねえ、朝ご飯食べよう?私、お腹空いちゃった~」

腹の虫が鳴く
赤子になるエル
エル「えるっ!?」
ツバサ「えっ、プリンセス!?」

ましろ「ウフフフッ」
あげは「ましろん!」
ましろ「うん!」


ましろ(ナレーション)「冒険は終っても、私達の物語はずっとずーっと広がり続けて行くこの空みたいに無限に輝き乍ら」





触手が少女に迫る

少女「ああ…キャーッ!」


スカイ「…! フッ!」

森へ向かうスカイ


少女「わぁ~…」
?「危ない場所に一人で行ってはメッ、ですよ?」
少女「うん! 助けてくれて有難う。ヒーローさん、あなたの名前は?」
スカイ「キュアスカイ!」




(終)