「中華思想」を誤解する日本人 | 政治 | PHPビジネスオンライン 衆知|PHP研究所

しかし、考えてみれば、中国人に「君は中華思想の持ち主か」と問うのは、欧米白人に「君は白人至上主義者か」と問うのと同じくらい意味のないことだ。地球上のすべての民族・人間集団は、大なり小なり、エスノセントリック(自民族中心主義的)だからである。

 「ジコチュウ」という点なら、アラブ人も中国人に負けてはいない。カイロ、バグダッド、北京に合計8年間住んだ個人的体験から申し上げれば、両者のメンタリティは驚くほど似通っていると思う。典型的な5つの共通点を挙げてみよう。



 その1 世界は自分を中心に回っていると考える

 その2 自分の家族・部族以外の他人は基本的に信用しない

 その3 誇り高く、面子が潰れることを何よりも恐れる

 その4 外国からの経済援助は「感謝すべきもの」ではなく、「させてやるもの」だと考える

 その5 都合が悪くなると、自分はさておき、他人の「陰謀」に責任を転嫁する



 もうおわかりだろう。これらはいずれも開発途上国に概ね共通する「対先進国劣等感」の裏返しだ。中国思想史や中国政治論などの学術的、専門的立場から十分検証することなく「中華思想」なる概念を定義し、それに基づいて現代中国の行方を一方的に語ることは、空虚な議論である。

 では、「中華思想」なるものは日本人の勝手な創作なのかというと、それも違うだろう。中国人が認めなくても、彼らの自己中心的世界観は厳として存在するからだ。真の問題は、古代から続くいわゆる「華夷思想(中国ではこの用語のほうが一般的である)」が近代以降、変化しつづけていることだろう。

<一部引用>

彼等が、そういう思想なら、逆手に取ってやれば良いでしょう!

特に、【 その4 外国からの経済援助は「感謝すべきもの」ではなく、「させてやるもの」だと考える】の内容などは、日本に取って痛手なのですから、さっさと手を退くべきですね!