呉市 広町 黒瀬川 二級峡 二級滝 別名/大滝
二級峡ダムにより取水され、水量極少となり、幻の滝となってしまいました。
昔は、芸備諸村瀑布図において
上段(雄滝)↑
下段(雌滝)↑
が描かれ、
本流に懸かる豪快な滝であったことが分かります。
広島県の名勝として、昭24.10.28に指定された。
二級峡ダムは昭和17年に完成しており、
名勝指定時にはすでに取水されていたものと思われる。
花崗岩の岩盤が黒瀬川により浸食されてできた1kmの峡谷です。
上段(雄滝)が落差18mで、下段(雌滝)が落差21mであった。
(2024.03.16撮影)
左岸上部にある橋の跡がありますが、その下流に雌滝が流れて
いたようです。
訪問時は、一滴の水も流れていない状態でした。
戦前の写真を見つけましたので、アップします。
水量豊富で豪快だったことが分かります。
『芸藩通史巻三』において、「安芸国第一の滝なり」と云われた名瀑でしたが、
跡形もありませんでした。
また、別名の大滝に対して、小滝は白糸の滝となっております。
昔の姿に復活することがあれば、リベンジしたいです。




