アンティークの椅子を買ったけれど | ローマの松の木の下で・・・

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最近アンティークの椅子を買いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これはトネと言う職人が作った椅子である。

 

 

トネは1796年にオーストリア帝国に生まれた。

 

彼は1859年に家具の歴史を覆すような、

今までにない、突出した椅子を発明したのである。

 

 

それがこの14番と呼ばれる椅子!

 

 

 

このエレガントな曲がり木の椅子を万博に出展して、

大人気になった。

 

彼は歴史上初めて、

木に高温の蒸気を当てて、

カーブさせることに成功したのである。

 

 

 

曲がった木でできた背もたれと、

藤で編み込まれた腰掛けの部分が素晴らしい、

150年経っても新鮮なデザインだ。

 

 

マチコと鶴瓶が平野レミさんのお宅訪問したら、

レミさん宅にも置かれていたよ!

 

 

 

あとトネはそれまでのように

各自が全ての工程を担うのではなく、

同じ部品だけを作ることによって、

大量生産を先駆けした。

 

 

 

前から欲しいと思っていたこのトネの椅子(1930年くらいに作られたみたい)を

夫がメルカティーノ(不用品を売る店)で偶然見つけてきた。

 

 

6脚で200ユーロとお得値段だったが、

2脚は壊れて使い物にならなかったので、

4脚だけ使用している。

 

 

しかしこの椅子、問題点があった!

 

 

なんと木食い虫が発生していたのであった。

 

 

 

 

白い点は虫が木を食べたあと。

 

 

 

虫さんたちは木を食べたあと、

奥に入り込んで卵を生みつけ増殖するので、

早く対処することが重要だ。

 

 

 

 

 

虫がいるとこういった木の粉が落ちる。

 

 

 

 

で、

 

椅子をビニール袋で包んで、

バルサンを焚くことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これ、

10年前に我が家に害虫が発生したときに

日本からこっそり持ってきた物。

 

 

当時害虫はこのバルサンのおかげで退治できることができたけど、

 

10年も経ってしまっているので、賞味期限が過ぎてしまっている。

 

効果があるだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

少量の水を入れると、

煙がモクモク上がってきた。

 

 

 

袋にすぐ入れ、

テープできちんと閉め、

 

地下の物置の中に入れて2日ほど放置しておいた。

 

 

 

 

 

 

しかしそれでも木食い虫は死ななかったので、

アマゾンで木食い虫専用殺虫剤を購入して、

椅子に何回かスプレーしたが、

1脚だけはどうしても駆除できなかった。

 

 

で、専門家に頼もうと電話したら、

3月末だったら駆除できると言う返事があった。

 

害虫が蔓延った椅子を1ヶ月、ガス室に置いておくそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これも最近買った家具。

 

 

 

 

50年代に作られた物で、デンマーク製。

 

 

 

この小テーブルは二つ組みになっていて、

重ねておける物。

 

 

 

フォルムの美しさに惹かれて購入した。

 

 

 

 

 

モンテヴェルデにあるこのお店では、

デンマークのヴィンテージの家具のみを扱っている。

 

 

 

右の家具は蓋を開けると、アクセサリー入れが出てくる物。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とても可愛らしい、木でできたアヒルの置き物がたくさん置かれていた。