オートラント２日目。
朝早く起き、７時発のサレントバスに乗り込んだ。
なぜかと言うと、
息子Sがインスタで見た、
グロッタ・デッラ・ポエジーア（詩の洞窟）という所に行って写真を撮りたい。
そして出来たら、人があまりいない朝早くに行って撮りたいとの希望があったから。
目的地に着いてまずサレント名物パスティッチョットで朝食。
中はカスタードクリームだが、
他にレモンカスタードやリコッタチーズやピスタチオクリームなど、
色々なヴァージョンがある。
でも正式なパスティッチョットはカスタードのみとのことである。
ちなみにこのお菓子、サレントだけしか食べれない。
バス停から歩いて５分ほどすると、
お目当てのグロッタが見えてきた。
海とは直接通じていなくて、
そこだけポッカリ穴が開いていて、
上から階段で降りていくようになっている。
以前は上に地面があったのだが、
それが崩れ落ちてこんな風になってしまったらしい。
上から下まで３〜４メーターくらいあるだろうか。
崖の上から飛び降りて、下から上がってくる人たちがほとんどだった。
Sはインスタで上から飛び降りる写真を見て、
自分もやってみたいと言い出した。
着いたのは８時半くらい。
その時は数人しかいなかったので、その時飛び込めば良かったのだが、
朝食を食べたばかりで、（パスティッチョットを２つも食べた）
消化してないのにすぐ飛び込むのはどうかと１時間くらい待っていた。
そして最初結構高いので、飛び込むのを躊躇していた。
中にはいい年のおじさんが飛び込もうと崖っぷちに近づき、
下を見て怖くなり、
こんなことするもんか！と捨てゼリフを吐いて去っていった。
女の子も飛び込むのを決意するまで、
きゃー怖いと言いながら騒いで、なかなか飛び込まなかったりした。
でもそのうち人が増えてきて、
6歳くらいの子供も、楽しそうにどんどん飛び込むのを見て
勇気付けられたSは飛び込むことにした。
ネェ、写真撮れた？とSに聞かれて確認すると、
このように、飛び込む前と飛び込んだ後の写真しか撮れてなかった。（汗）
彼の持っている古いアイフォンより、
私のHUAWEI の方がよく写ると言うのだが、
連続撮影をすると、なぜか途中で止まってしまう。
その日はぐずぐずしていて、人が大勢来てしまったので撮影がままならず、
最終日にもう１回来て、
HUAWEIじゃなく、アイフォンで飛び込み写真を撮ることができた。
あとあとで知ったのだが、
ここの場所は水泳禁止だそうだ。
確かにこんな大勢の人たちがどんどん飛び込んだら、
他の人にぶつかったり、
あと間違って海底の岩にぶつかったら危険だ。
中には背中に切り傷を付けてしまった人もいた。
グロッタのあと、歩いて１,5キロした所にある、
トルレ・デル・オルソ（クマの塔）という海岸に行ってきた。
イタリアの海岸では
スタビリメントと言う有料のエリアと
スピアッジャ・リーベラという無料のエリアとがある。
有料だとビーチパラソルと横たわれる簡易ベッドが提供される。
ローマから電車で来て、パラソルを持ってきてないので、
有料のところに行って値段を聞くと、
なんと３０ユーロ（約3700円）もすると言う。
朝から夕方まで使うならともかく、
２時間くらいしかいるつもりはなかったので、
ちょっと高いと思い、
無料の方に移動したら幸い松の木があったので、
その木の下でまったり過ごした。
そこの海岸の水はとても綺麗で透き通っていたので
感激した。
あとは海の近くのバールに移動、
カフェを飲んだりジェラートを食べたりして、
残り時間を満喫した。
オートラントに夕方戻り、コンドミニアムのオーナーに連絡を取ったら、
やっと、
最初の希望のコンドミニアムが空いたので、
移動することができてホッとした。
そこは地下のガレージみたいなところではなく、
まともな宿泊所であった。
移動先の裏は葡萄畑になっていた。
もうローマに帰るという日の早朝、
再びグロッタに行ってトライ。
やっと、飛び込み写真撮影に成功した！
Sにビデオも撮れと言われたが、
動きがあるビデオを撮り慣れてない私がまたまた失敗、
すぐ近くにいる人に頼んだら、上手く撮ってくれた。
その人はなんと、
ローマのうちの近所に住んでいるそうで、
サレントにも家があるそうだ。