春分の日を過ぎ、あちこちでお花が開花し、
春の到来を感じ始めたこの頃。
（でも明日から再び気温が下がるいうニュースを聞いた）
今年はアレルギーの症状が辛く、
ほとんど毎日のように抗ヒスタミン剤を飲まなくてはいけない。
去年、一昨年はそれほどでもなかったので、
いつも日本で買ってくるアレグラを補充しなかったため、
もうそろそろなくなりそうになってる！
でもイタリアでも似たような薬があるので、
もしなくなったらそれに切り替えなくてはいけない。
さて、普通のカルチョッフィのシーズンは終わりに近づいたが、
最近出始めた、ロマネスコのカルチョッフィ。
土曜日に夫が市場で買ってきたのは、足が長〜〜い！
頭も結構大きくて、
普通のと比べたら２倍近い。
値段も高かったけど、
４つ、中鍋に入れたら入りきれなかったので、
その量を考えたら、
結構お得かもしれない。
さて、
ピアノの生徒に、
むか〜しから知っている、大学生の男の子R君がいる。
彼には二人の姉と一人の妹がいて、
最初姉の一人と妹にピアノを教えていた。
R君はピアノに興味を示さなかったのだが、
中学になったら考えが変わり、２年間教えたことがある。
彼の姉妹と違って音楽センスが抜群だったので、
高校になってやめると言った時は残念に思った。
大学に進学して、長年やっていたラグビーで膝を怪我、
ハードなスポーツができなくなってから、
５年ぶりにピアノを復活させた。
すると
みるみるうちに上達して、サティやショパンが弾けるようになった。
でも彼の欠点は気が多いこと。
最初物理学科に通ってたと思ったら１年後にやめて、
文学部に変更。
コンセルヴァトーリオに行きたいと言ってみたり、
文学部もいつまで続くのか？と言った風情。
君は音楽のセンスがあるけど、
プロになるには小さい頃から地道にやらなきゃ難しいよ、
と言ったら、
今度はジャズすると、
即ミュージックスクールに入学、
私とのクラシックのレッスンは隔週にすると言う。
そんなR君は今度ピアノを買い換えることにした。
今持っている縦ピアノは当時中古を買ったのでイマイチだ。
実はそれを買った時、私が立ち会った。
その時使っていた姉妹はチーチーパッパのレベルだったし、
その家、子沢山で、そんなにお金を使いたくない雰囲気だったので、
そのレベルのピアノで充分だった。
ところがR君がショパンを弾けるようになると、
その古ピアノじゃ不十分になってきた。
彼がヴィットーリオにある楽器店でいい楽器を見つけたと言うので、
決定する前に、試し弾きに行ってきた。
彼がイイと思ったのは、
schulze pollmannという、
イタリア製の。
その店はシュタインウェイのグランドピアノが１階に展示。
なぜかお店に入ると、小さな男の子が試し弾きしていた。
地階に降りるとアップライトピアノが沢山展示してあった。
手前にこのイタリア製、続いてヤマハとカワイピアノがあった。
まずお目当のピアノを試奏。
悪くない。
続けてヤマハ、カワイ。
でもヤマハがイタリア製より同じか安くて、
音の粒が揃っていて音色も悪くなかったので、
R君にそっちをオススメした。
お店を出てから彼は、
今日お弁当にパスタを料理したという話をした。
他の家族はみんな好みが違うので、
各自が自分のお弁当を作るとのことだった。
彼のお母さんは去年の夏、交通事故で突然亡くなってしまった。
で、そこの家庭はお父さんを中心に、各自が料理するようになった。
でも以前から、共働きだったため、
子供達は中学の頃から自炊するよう、
躾けていたみたいだった。
我が家は私が全部料理するので、
皆完全に依存している。
困るのは、私が日本に一時帰国する時。
いつもどっちかの子供を連れて行くのだが、
残った方はどうするか？
息子Sは毎日昼飯に、シチリアーノというバールでおかずパンを買って食べるだけ。
夜は父親が帰ってきて肉、魚を焼く。
でも野菜はほとんどなし。
Sがかろうじて料理するのは、
クノールのインスタントリゾットの素で作る料理。
たまにパスタ作っても片付けないので、
夫の文句が飛び交う。
娘ムームーは何か作ってもスイート中心。
そして昼ごはんは毎日サラダだけだったので、
私が日本に帰った時、ぶっ倒れて病院に入院したこともあった。
少しづつちゃんと作れるよう、
訓練していかなければなぁ
と思いつつ、みんな勉強で忙しいし、
日だけがいたずらに立って行くのである。
ある日のお弁当。
パスタが好きなSにカリフラワーのパスタ。
パルミジャーノをたっぷりかけて。
これはムームー用。
卵サンドとカリフラワーサラダ。
家に残った私は納豆ご飯と和風カリフラワーと、
各自の好みが反映している。