私のイタリアンコーヒー、変遷歴 | ローマの松の木の下で・・・

ローマの松の木の下で・・・

好きなこと、気になることを気ままに書いていきたいです!

今日はコーヒーの日、

ということで、

コーヒーのお話をちょっとだけ。

 

もうイタリアに住んでから

長いこと経ってしまったが、

 

結婚する前の若い頃、

滞在したイタリアの事を思い出す時

必ず頭をよぎるのは、

毎日通っていた

バールでガガガがというコーヒーを入れる音と

エスプレッソコーヒーの強烈で芳醇な匂いだった。

 

結婚してローマに住んでからは

家にいることが多いので、

ほとんどバールに行くことはなくなってしまったが、

 

イタリア人のほとんどは

バールでコーヒーを立ち飲みするのではないだろうか。

 

 

現在うちで飲むコーヒーは

ネスプレッソのエスプレッソマシンで入れる。

 

 

 

 

 

 

 

上の蓋をパカっと開けてカプセルを入れる。

 

右のまあるいボタンはアメリカン風にお湯がたっぷり入ったコーヒー、

左のボタンはお湯が少ないエスプレッソコーヒーが出てくる。

 

私はお湯がたっぷり入ったのが好きである。

 

と言っても、デミタスカップの3分の1ではなく、

8分目になる程度で、

日本で飲むコーヒーのように

たっぷり出てくるわけではない。

 

 

 

一時、ネスプレッソのコーヒーカプセルを買ったこともあったが、

はっきり言って不味いので、

 

現在は、カストロー二というローマの食料品店の

カフェインレスのコーヒーを飲んでいる。

 

子供達はPELLINIというメーカーのがお気に入りだ。

 

 

このカプセルのコーヒーマシンだと、

各自が勝手に入れて飲めるのがいい。

 

 

朝はフラボノスクでミルクを沸かして

蓋についているピストンで上下すると、

もっちりとした泡のカップチーノが簡単にできる。

 

 

 

 

 

 

(画像拝借)

 

 

 

 

便利なカプセル式のマシンが出てくる前は

持ち手の先にあるまあるい入れ物の中に

コーヒーの粉を入れてセットし、

ボタンを押すと出てくるのがあって、

それを使っていた。(GAGGIAというメーカーの)

 

 

 

右側についている管の下に

ミルクが入ったコップを突っ込むと、

管から蒸気がシューシュー出てきて、

ミルクに泡が出来るタイプだった。

 

でもこの管、ローマの水は石灰が多いため、

しばらく使わないとすぐ詰まり、

水の代わりにお酢の水を入れて、

詰まりを取らなければいけなかった。

(しばらくお酢臭くて参った)

 

 

エスプレッソマシンの前は、

ガスで入れるコーヒー湯沸かし器、モカを使っていた。

 

これは1933年、ビアレッティという会社が発明したもので、

今でも多くのイタリアの家庭で使われているのではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

回すと2つに分かれ、

上戸式になっている入れ物にコーヒーの粉をたっぷり入れて、

下側の水を入れた部分の上にセット、

温まると水が上がってきて、

上側の部分に溜まるというものである。

 

これも美味しいけど、

バールで飲むコーヒーと

違った味だと思う。

 

 

あとこの手のやつで、

ナポリターノというコーヒー湯沸かし器もある。

 

 

 

モカと違うのは、お湯が沸騰して火を止めてから、

上下をひっくり返してしばらく待つことだった。

 

ナポリの友達が使っていたので、

私も一時真似して使ってみたけど、

使い方が面倒だったため

すぐやめてしまった記憶がある。

 

 

コーヒーをどのくらい飲むかだが、

大抵1日1〜2回、

朝はミルクを入れてカップチーノ、

午後にデミタスカップでミルクなしのコーヒーを飲む。

 

 

イタリアに最初来た頃、

午後にバールでカップチーノをオーダーしたら、

誰かから、それ、ちょっと変だ!

と言われたことがあった。

 

確かにイタリアでは

ミルク入りのコーヒーは午前のみ飲む人が圧倒的で、

午後はミルクなしのを飲むのである。

 

 

 

 

 

 

最近作った、チョコレート・チーズケーキ。

 

エスプレッソコーヒーにとても合う。

 

これは普通のチーズケーキに、

板チョコを1枚半溶かしたものと、

カカオを大さじ1杯加えただけ。

 

チーズはフィラデルフィアチーズを500 g、卵は3個、

生クリームを250 cc 使用した。