シエナと変わったスプーン | ローマの松の木の下で・・・

ローマの松の木の下で・・・

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シエナに1泊の小旅行をした。

 

 

 

シエナがあるトスカーナ地方はキャンティワインで有名な丘陵地帯にある。

 

シエナに行くまで、絵になるようなちょっと素敵な田舎の風景が広がっていた。

 

 

 

 

野原に孤独に佇む1本の木が見えた。

 

この光景が気にいった夫は、それを

whatsup (イタリア版ライン)のプロフィール写真にした!

 

 

 

 

 

遠くに見える小さな小さな教会

 

 

 

 

砂利道をガタガタ5分ほど行ったところで車を降り、

10分くらい歩いてくと、

先ほど遠くに見えた教会があった。

 

 

 

 

 

シエナはイタリアに初めて来たとき最初に訪れた町なので、思い入れがあるところ!

中世のとき栄えた歴史のある町で、フィレンツェのライバル都市でもあった。

ここにイタリア最古の銀行、モンテ・パスキ・ディ・シエナが生まれたが、

近年この銀行の経営が思わしくなく、ブレーンの一人が自殺を図ったりしたこともあった。

 

 

 

この町で一番美しい場所、カンポ広場。

 

この広場は四角でも丸でもない。

 

扇型をしているのである。

 

その上、正面に見えるプッブリコ宮殿に向けて緩やかな下り坂になっている、

ちょっと特殊な広場である。

 

この広場で毎夏、競馬競技が行われ、地域を代表する馬が速さを競うのである。

 

 

 

プッブリコ宮殿とマンジャの塔

 

 

 

プッブリコ宮殿のエントランスから空を見上げた。

 

 

 

 

イタリアン・ゴシックの代表的な建物ドゥオーモ

 

 

 

シエナの狭〜いメイン通りに溢れかえる旅行者

まだテロに犯されてないからか、

特に今年はイタリアを訪れる観光客が増加したと、ニュースで報道されてた。

 

 

 

 

シエナに遅く到着したので、夕食はホテルで取った。

食べた所である庭が薄暗いので写真には撮らなかったけど、

パスタを食べた息子を除いて、家族全員牛肉料理にした。

トスカーナはキアニーナという牛肉料理が有名だからだ。

 

夫はキャンティワインで煮込んだ料理、

私はレアステーキを厚めに切ったタリオリーニ。

娘ムームーはタルタルステーキを頼んだ。

 

とても美味しかったので、夫はチェックアウトの時

シェフであるオーナーに賛辞の言葉をかけていた。

 

ところがである。

食べた次の日、ムームーがお腹を下し、持って来た正露丸を

朝4錠、しばらくしてから又4錠飲んだに関わらず、

トイレに何回も駆け込んだ。

 

夫は彼女が朝食にオレンジジュースとミルクコーヒーを

一緒に取ったからと言うのだが、私の見解では多分、

昨晩のタルタルステーキのせいだと思う。

 

ここ連日40度近い猛暑が続いたイタリア。

やっぱ生ものはやばいんじゃないだろうか?

 

それを事前に気がついてオーダーするのやめさせればよかったが、

すでに後の祭だった。

 

ローマへの帰り道にトイレ休憩した道沿いのバールで、

ムームーが用を足している時にオーダーしたコーヒーに

添えられていたスプーンがとてもオリジナリティーに溢れていた。

 

 

 

そのとき写真撮るの忘れちゃっって、後でネットで検索。

丸で囲んだスプーンと同じだった。

 

夫がなんでこんな形してるのかな?

お客さんが舐めると衛生上悪いから先端が丸くなってないのかな?

などと下手な憶測を言うと

バールの給仕人がそれぞれの見解を述べる。

 

前日もコーヒー飲みに入ったバールでおんなじスプーンが出され、

夫はおんなじこと言ってたっけ。

 

私が思うには、単にデザインが優れていて、

エスプレッソ用の小さなカップと一緒に出すと

ちょっと洒落てるからだと思うのだが。。。。。