朝や夜はだいぶ気温が下がってきましたが、まだまだ暑い夏。


連日の暑さで身体がダウンしている時には、脾胃を補う食材や身体の余分な熱を冷まし水分代謝を良くする食材を摂ることで、身体を夏バテから守ってくれます。

 

脾の働きには、食べ物の消化吸収や水分代謝を行っているので、脾の機能が弱まると、食欲がなくなったり、倦怠感やだるさ、下痢などの症状を起こしてしまいます。

 

暑さから、体内の陰陽のバランスが崩れ、身体の余分な水分を代謝(排泄)できなくなり、その余分な水分が熱を吸収して身体に熱を生じさせ、


身体はさらに熱くなるので冷たいものがほしくなり、


冷たいものを摂ると脾は冷えに弱いので、さらにダメージを受け、夏バテの悪循環にはまってしまいます

 

脾が元気でないと、いくら栄養価の高い食材(食品)を食べても、栄養素を吸収できる力がないので、身体の中を食べ物が素通りしていってしまうだけになってしまいますえーん

 

脾が元気でいる事は、健康を保つ上でとてもとても重要です。


大切にしよう(^^)


 

【とうもろこし】 平性 / 甘味 / 夏野菜

  • 水分代謝をよくして、むくみ改善
  • 食物繊維(不溶性)で便秘解消 『腸をキレイに☆』
  • 身体の熱をとる
  • 疲労回復効果(アスパラギン酸:たんぱく質を構成するアミノ酸)
  • 食欲がない時、元気の『気』を作ってくれる

※体内に余分な水分がたまった状態でいると疲れも取れにくくなります。

 


とうもろこしのポタージュ



 

【材料】

  • 無塩バター       スプーン1杯
  • 玉ねぎ      1/2個
  • とうもろこし  4本
  • 塩       さんつまみ程度
  • 水       700ml程度
  • ブイヨン    キューブ1個
  • 牛乳      適量
  • とうもろこしの芯(煮る時に一緒に入れる)  


【作り方】

  1.  鍋にバターを溶かして、玉ねぎを中火~弱火で炒める。
  2. ※鍋が温まった状態でバターを入れてしまうとバターは高温に弱く、色づき焦げてしまいます。(120度を超えると焦げる)風味も落ちてしまうので、バターの扱いには注意。
  3. 玉ねぎが透き通ってきたらとうもろこしも入れる。焦がさないように、ゆっくりじっくり炒めていき、野菜の甘味を引き出す。徐々に香りも出てきます。
  4. 軽く塩をして、とうもろこしが濃い黄色になったら、水を加え、芯も一緒に、約10~15分程煮る。(強火⇒沸いたら弱火)

  5. 芯を取り出して、ミキサーで回す。(水分が少なくてミキサーが回らなかったら牛乳を加えて回す)
  6. 鍋にザルを用意して、こす。
  7. 弱火で火をつけて、ブイヨン、牛乳、塩、ホワイトペパーで味を調える。

☆塩、ホワイトペパーの加減は、かなり味を左右するので、いつも作る時には慎重に行います。


とうもろこしの芯を一緒に煮ることで、芯からも旨味と甘味が出るので一緒に入れました。
 
(今回はとうもろこしを炒めましたが、ボイルする作り方もあります。)
 

ポタージュにする時に、牛乳や豆乳を入れすぎてしまうと、とうもろこし自体の甘みが薄れてしまうので、入れる量は味と濃度をみながらほどほどに^ ^

 

また、生クリームを入れるとコクが出て、より濃厚なスープに仕上がります。

 

とうもろこしには、必須アミノ酸であるリジンがあまり含まれていないため、乳製品や大豆製品、お肉など、リジンを多く含む食材と一緒に摂ってあげると、たんぱく質の栄養効果が高まります!

 

とうもろこしは鮮度が落ちやすいので、買ってきたらなるべく早く、美味しいうちに使い切りましょう星