『娘は娘』

(早川書房)

著者:アガサ・クリスティー
訳:中村妙子

アガサ・クリスティーと言えば、
ポアロやミスマープルが出て来たり、
『そして誰もいなくなった』などの
ミステリー小説ですよね(^^)


で、も!

『娘は娘』は、
はっきり言ってしまうと、
ミステリーではありません(笑)

誰も死なないし、
誰も事件を起こさない。



娘と母親のお話ですつながる花1

娘の名前は、セアラ
母親の名前は、アン


2人は親子なんですけど、
お互いのすれ違いだったり、
誤解だったり、
そういうもののせいで、
人生が狂っていくおはなしです。



途中、読んでいて
登場人物に、いらっとすることがよくありました(笑)

アガサ・クリスティーは、
そうさせながらも、
私たち読者を、物語の中に引き込んでしまうから不思議だなあ〜〜(´-`).。oO



誰もがもっている、人間の汚い部分、
嫉妬や愛、欲が見事に描かれていて、
それを私たちに自覚させます

あー、こういう部分は誰にでもあるのに

誰もが認めたくない事実だなって。





ミステリではないけど、
ある意味でミステリーですなとびだすうさぎ1