情熱と郷土愛の赤・各務原キムチ…岐阜・各務原市
日本人が最も食べている漬物はキムチ。平成22年の野菜・果実漬物の生産量873万トンのうち、キムチは191万トンで約22%を占め、浅漬の155万トンを上回る(食品需給研究センター調べ)。キムチで町おこしをする岐阜県各務原市を訪ねた。
●韓流ブームをきっかけに
食をテーマにした町おこしには2つのタイプがある。地元に根付いた食文化を見つけて広める「掘り起し型」と、新たなグルメを作り出す「企画型」。各務原市のような後者のタイプは、ゼロから出発するため地元住民の理解が必要だ。
認知されたとしても維持のためには協力者の熱意が欠かせない。
岐阜県の南端にある各務原市は航空自衛隊の基地や川崎重工業の工場を抱える工業の町として発展し、名古屋のベッドタウンとなった。
そんな内陸の地方都市でキムチが表舞台に登場したのは、ひとつのイベントがきっかけ。
さる平成16年、韓国ドラマ「冬のソナタ」が人気沸騰中の頃だった。同市は産業交流を行っていた韓国春川(チュンチョン)市と平成15年に姉妹都市提携を結んでいた。春川市が「冬のソナタ」のロケ地であったことから翌年、各務原市内でドラマイベントを開催し、これが爆発的な人気を呼んだ。桜と航空ショーの時期しか観光客が来ない人口15万の町に70万人が押し寄せたのだ。
「冬ソナイベントは市制始まって以来の大盛況で、目を開かされました」と振り返るのは、当時、市の観光交流課職員としてイベントを企画した一人、古田希雄さん(37)。
「この時販売したキムチが大人気でした。キムチ消費量の増加傾向や、韓流ブームなど様々な点と点をつなげて、名物として売り出そうと市長に提案したのです」。
こうした動きを受け、市役所や飲食店の有志が「キムチ日本一の都市研究会(以下、研究会)」を結成。
B級ご当地グルメの祭典「B-1グランプリ」第3回大会で、3位のブロンズグランプリを受賞し、知名度を上げた。
現在、33軒の認定店がラーメン、うどん、たこやき、パン、カレーなど様々なキムチメニューをそろえる。
古田さんは交換職員として春川市に赴任した経験があり、研究会結成や認定店参加の呼びかけも中心になって行った。
彼や市職員たちの奮闘は「恋するキムチ」と題してNHKでドラマ化されている。
●キムチオタクのこだわりキムチ
研究会創立メンバーの「焼肉大翔(だいしょう)」の吉田佳弘さん(54)に話を聞いた。
「私はただのキムチオタク。おいしいキムチが作りたくて韓国にはまり、市内のハングル教室で古田君に出会って意気投合したのです」と吉田さん。
キムチ作り名人、吉田さんのキムチは手作り。塩漬けした白菜に、ヤンニョムと呼ばれる調味料を塗って冬は1日~2日間、常温で寝かせる。各務原キムチは市特産のニンジンと春川市特産の松の実を入れるのが条件だ。
「本物のキムチは白菜の葉1枚1枚にヤンニョムをつけて発酵させます。乳酸菌たっぷりで体に良いのです」と吉田さんはこだわりをみせる。
軍隊料理が発祥の「プデチゲ」と呼ばれるキムチ鍋も手軽に作れる。
だし汁にコチュジャン、お唐辛子、ニンニクなどの調味料を加えて沸騰させ、キムチと白菜、長ネギ、玉ネギ、きのこ、ソーセージ、ランチョンミート、トック(韓国もち)、インスタントラーメンの麺などの具を入れればできあがり。
キムチやコチュジャンの味に日本人の舌はなじんでいる。
うま味の染み出たスープと、辛味成分カプサイシンの刺激で体が温まる。しめは煮詰まった汁で作るチャーハン。
香ばしい焼き飯に染み込むキムチの風味にうなり声しか出ない。
「キムチのポテンシャルも重要でした。本場韓国には100種類以上あり調理方法も様々。懐が深いんです」と、今は秘書広報課に勤務する古田さん。「企画型」グルメの数少ない成功例として、各務原キムチは走り出したばかりだ。
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