三井物産とNTT、日本郵船は国際物流向けのICタグ(荷札)を共同開発した。欧米などで共通して使われている433メガヘルツ帯域の周波数を日本製品で初めて採用し、国境を越えた荷動きを容易に把握できるようにした。まず三井物産の顧客企業が今夏に実用化する。設計の見直しなどで1個500円前後と既存製品の1―2割程度の低価格を目指す。利用実績を早期に積み上げて国際物流での事実上の世界標準化を狙う。  433メガヘルツ帯域の周波数は物流用のICタグ向けに世界で広く利用されているが、日本では総務省が昨年末の電波法改正で同帯域を開放した。三井物産などの開発品は同帯域のICタグとして国内初の技術適合認定を総務省の関連機関から取得。この結果、日本を発着する国際物流で共通のICタグを使えるようになった。(07:00) http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20070517AT1D1600S16052007.html

ビール酒造組合などが12日発表した2月のビール類(ビール、発泡酒、第3のビール)の出荷量で、サッポロビールが前年同月比9.9%増になり、単月の出荷量としては昨年4月以来10カ月ぶりに前年を上回った。第3のビールの新商品を投入した効果に加え、米系投資ファンドのスティール・パートナーズから買収提案を受けたことで消費者の“同情買い”が集まったとみられる。
 大手5社の出荷量は同2.9%減で2カ月ぶりの前年割れ。新商品の投入があった発泡酒が同4.1%増と好調だったのに対し、ビールは同5.1%減で3カ月連続のマイナスになった。構成比はビール49.2%、発泡酒30.7%、第3のビール20.2%で、ビールが50%を割るのは出荷量の公表が始まった92年以降2度目。【三沢耕平】


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070312-00000035-mai-bus_all