
たいへん ご無沙汰しておりました。
このブログは、1型糖尿病歴が ほどほどに長くなった年長主婦が この病気に関連した内容を中心に投稿しています。
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きょうは ガーディアンコネクトを始めるにあたっての手順や使用感などを主にした内容になっています。


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🔸自宅医療コーナー( ´ ▽ ` )ノ🔸
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機器の名称(参考画像)


フリースタイルリブレと同じく身体に穿刺(⇒身体に針を刺すこと)してセンサーを装着して 間質液の糖濃度を測定する点は 両者とも同じです。
違う点は、ガーディアンコネクトは、自分のスマートフォンに専用のアプリをインストールして使用する点が大きな違いです。
私は ペン型インスリンを使用しているのですが、昨年(’19)11月の糖内検診時に 医療業者の方 二人(三十代位の男性と新人の若い女性)が立ち会ってくださり、ガーディアンコネクトを使い始めました。
4年ほど前になりますが、SAPを経験しています。SAPは インスリンポンプを使っている人が 抱き合わせで装着できるリアルタイム持続血糖測定のことですが この4〜5年間に進歩して インスリンポンプを着けなくても このSAP(リアルタイム持続血糖測定)を独立して使用できるようになっていました。
ガーディアンコネクトは、このSAPを利用してスマホの画面にグルコース値をリアルタイムで表示し、血糖のトレンドやアラートで高血糖や低血糖を知らせてくれる機能付きの ※ CGMです。
※CGM:CGMは持続血糖測定(Continuous Glucose Monitoring) の略称
このガーディアンコネクトを使っている間は、センサーにトランスミッタ(送信機)を接続したものが お腹に常時 着いている状態になります。
リブレと同じく 防水ですので、お風呂や水泳もOKです。
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「使用期限は6日間」とマニュアルにはあります。
でも ※やり方次第では 1日〜3日ほど使用日数を伸ばすことができましたが、6日間を過ぎると精度が悪くなり 延長3日目には
低血糖ではないのに 低血糖アラートが断続的に 鳴って、補食したとしても 血糖値がいつまでも上がってこないで 低血糖のままを示していたりと、明らかに異常なことがわかり、強制終了しました。
そんなことから やはりマニュアル通り 連続6日間が 安定的な精度で使用できる期間なのだと 思いました
。

でも実際のところ 個人的には 延長1日くらいは有りかと思います
。

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トランスミッタには専用の充電器で充電するのですが、初めて充電する場合 フル充電にだいたい1時間ほどかかります。私の場合は、病院内で初めて装着したので 充電時間を端折(はしょ)ったので 70%くらいでセンサーに取り付けました。
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トランスミッタ充電器(左)とトランスミッタ(右)

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トランスミッタを充電しているあいだに、自分のスマホ(iPhone 8plus)に アプリストアの検索欄に『ガーディアンコネクト』と入力して 出てくるガーディアンコネクトの無料アプリをダウンロードします。
そしてスマホに このアプリをインストールして、起動させます。
↓アプリのアイコンの画像です
するとエンドユーザーライセンス契約の画面がでできますので 同意するをタップすると、次の画面で 自分自身で考えたアカウントとパスワードを入力します。当然のことですが(*゚▽゚)ノ、自分のアカウントとパスワードは忘れないように控えておくことが大事です。
ここまで、準備が終わったら‥
充電が終わった「トランスミッタ」と「iPhoneにインストールしたガーディアンコネクトのアプリ」をペアリングする操作を画面に従って完了しておきます。
この時 トランスミッタの裏面にあるシリアル番号とスマホのBlue toothの設定をオンにしておく必要があります。
そして次は、いよいよ お腹にセンサーを取り付ける作業です。
このときには、『僕は席を外しますので!』と言って業者の男性は一旦席を外しました。
もう一人の若手の女性が処置室に残り、私のセンサーを付ける様子を見守りつつ、助言をしていただきながら、 (当たり前ですが)自分ひとりで お腹にセンサーを付けました
。

還暦も過ぎたという身ですが 女性ということで
立ち会いには 同性が担当するという 気の使いように 恐縮しました。
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お腹にセンサーを取り付ける際にサータ(穿刺する補助器)〈上から2枚目の画像参照〉や センサーそのものは、4〜5年前のものと ほとんど‥ いや全くといっていいほど 変わっていませんでした。
にもかかわらず、(私は) もうすっかり付け方を忘れてしまっていて、失敗したら勿体ない‥という思いが強くて 失敗して無駄にしないように‥!と、自分にプレッシャーをかけてしまいました。
4〜5年前のセンサーは保険が効かず たしか1個(使用期限6日間)が、6千円ほどしていたと思います。
そんな私の心理を読んでか‥⁈ 、業者の人は 「失敗しても大丈夫ですよ!予備もありますから」‥と、その言葉で グッと安心感が出てきました
。

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リブレのセンサーの取り付け方は、ボタンを押すと穿刺して張り付きますが、ガーディアンコネクトのセンサーは、ボタンを押すタイミングがリブレとは真逆で、 穿刺する場所にサータ(穿刺する補助器)を当てたら まず指でボタンを押し、そのままの状態でボタンから指を離した瞬間に針がバシャっと降りて 肌にセンサーが張り付きます。
この貼りついたセンサー部分にトランスミッタを取り付けると 身体側の準備が完了です。
センサーの取り付け方は、フリースタイルリブレの方が 断然 楽で簡単だと思いました。
そのわけは‥ 、
リブレは ワンタッチ装着‥というイメージですが、ガーディアンコネクトの方は センサーを貼り付けた後 このセンサーにトランスミッタを取り付けてから、付属のテープで、双方を固定する作業があります。
この作業があるので 自分自身でちゃんとできる場所にセンサーを貼り付けないとダメなので、場所選びは思った以上に重要です。
マニュアルには、センサーの装着部位は お腹まわり(前と後)のイラストが表示されているのですが、後(背側)は 一人で取り付けるのは無理だと思いますので、もし、お腹の背後につける場合は、誰かにつけてもらうことになります。
ちなみに、SAPのときは、このセンサーを太ももに付けていましたが、今回は おへその位置より上のお腹の部分の 右寄り、次は左寄り‥のローテーションで付けています。
太ももに付けていたときは支障なかったので、 お腹を休ませるときには ここを利用するつもりです。
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業者の若手の女性と会話をしているうちに1型のことをとてもよく理解していたので、もしや‥⁈と思い、思わず「‥ひょっとして同病ですか?」と、聞いてしまいましたが、そうではなかったので、ただ業務に熱心な方だと言うことがわかりました
。

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ガーディアンコネクトを使い始めてから まだ センサーは わずか4つ目。しかも 連続装着ではなく 間隔を開けての飛び飛び装着f^_^; なのですが、次は費用のことに触れてみます。
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私が通院している病院の診療明細によると、
フリースタイルリブレは(血糖自己測定器加算1型糖尿病120回以上) 1490点。
この内訳は、1個で14日間使えるセンサーが2個と120回分の血糖測定のチップが付いた28日分のセット処方で、保険適用です。
保険は3割負担なので
1490点×3=4470円
この金額がフリースタイルリブレ4週間分の医療費負担額です。
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一方 ガーディアンコネクトは(血糖自己測定器加算1型糖尿病120回以上)1490点に加えて、
持続血糖測定器加算3300点が増えます。
この3割負担の支払額は、
3300点×3=9900円‥
この内訳は、1個で6日間使えるセンサーを5個で1セットにした30日分の処方です。
(ガーディアンコネクトは 血糖自己測定を省くことは出来ません)
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従って、ガーディアンコネクトを1ヶ月分処方してもらった場合、通常の医療費に9900円増えます。
私の病院では センサーの単数扱いはしていないので「1ヶ月分のセンサー5個」のセットが処方されます。
‥ が、この金額は 高いのかどうかは、個人個人の考え方次第ですが、
私はとりあえず、この便利なツールをしばらく使ってみたいと思います。
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話は逆転しますが‥ 、
最近 血糖管理に対して 意欲が激減していて、同病の方のブログにも目を通すことが減ってしまいました。
そればかりではなく‥「どうしたら血糖値の高低差を少なくできるのか‥⁈ 」‥といった長年の課題に対しても、探究心なるものは、かなり薄れてしまいました。
その理由は‥、
頑張っても 頑張らなくても 結果は同じようなHbA1cの値だったりするので、それなら‥いっそ 楽に‥ 管理できるやり方で‥!と、管理していました。
1年〜2年前からリブレに付属関連する便利なツール(MiaoMiao など)や2型糖尿病の服用薬が1型にも保険適用(スーグラなど)になったりと、完治のためではないにしても、良好な血糖管理が目的の情報が溢れていました。
そう言った新しい事に対して、これを使ってみたいという意欲も湧かず、スタミナ切れ‥といった感じだったのです ヽ(;▽;) 。
こんなことを思っていながら ガーディアンコネクトを使用することになったのは ひょんなことからなのです。
私はフリースタイルリブレを1年間使って、少なからずその恩恵を受けた後は、脱リブレをして、日頃は 血糖測定器だけを使って血糖管理をしていたのですが、こんな楽なやり方をして1年半ほど経過しました。
昨年の10月のことですが、1箱だけ お守りのように持っていた「フリースタイルリブレのセンサー」の使用期限が昨年の7/31で とうに過ぎていたことに気づきました。
大事なお守りの使用期限が切れていたら、使いたい時に使えないわけで、お守りの意味が無くなっていました。
そこで、検診時 主治医にフリースタイルリブレの処方を申し出たところ、
メドトロニック社のガーディアンコネクトと
テルモが代理販売している
デクスコム社のG4PLATINUMシステムが
保険適用で使用できる‥と言う話をしてくださいました。
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ガーディアンコネクトは、保険適用から1年あまり経っていますので、使用している人は 結構多いと思うのですが、私は意欲が低下していたので これまで何の情報も収集せずにいましたが、主治医がリブレではなく、ガーディアンコネクトかデクスコムG4‥のどちらかを処方してくれることになり、にわかに自分なりに調べて 次回の検診日にガーディアンコネクトの処方をお願いしました。
テルモのデクスコム‥の方ではなく、ガーディアンコネクトに決めたのは、結構 単純な理由です。
テルモのデクスコム‥の方が、肌に密着させているセンサーのテープ面積がとても大きく見えたからで、 テープ面積の小さい方を選んだわけです(笑)
ちなみに デクスコムG 4‥のほうは、今年の初夏あたりに 改良版が発売されるそうです。
日々少しずつ進化していることを考えると、こういったものを利用する立場の私たちにとって より良いものが出回ることを期待します。
本音は、みんなが完治できるような医療技術を期待しているのですが!
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実際 ガーディアンコネクトを使ってみると、インスリン効果値やインスリン/カーボ比を (やる気になればですが) 手軽に求めることが出来ます。
血糖値管理をより良くしたいなぁという気力と洞察力を深めて 上手く使いこなせば、とんでもなく便利で画期的なツールに間違いないと思いました。
こんな私のような(血糖管理に対して)意欲が低下した者でも もうひと頑張りしようと 意識を呼び覚まさせてくれたツールですので、
ただいま ゆっくりとしたペースで奮闘中です。
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余談ですが‥
フリースタイルリブレが登場した時も画期的な存在でしたが、そのフリースタイルリブレが2017年9月に保険適用されてから すでに2年以上の時が流れています。
ガーディアンコネクトは、本場アメリカでは、iPhoneでもAndroidでも両方に適用しているとのことですが、アメリカ版を日本版に適用させる際にiPhone(iOS)が先行しAndroid版は少し遅れて導入された様なのです。
そのため、最初は iPhone限定の時期があったようです。たぶん今はどちらのOSでも使用できると‥ ⁈ 思います。
(調べもせずにすみませんm(_ _)m)
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これからも、より安定した血糖管理を継続していくには、常時 フリースタイルリブレやガーディアンコネクトのような機器を使い続けていれば 実現可能なことだと思います。
でも‥ 実際には 短期間ならともかく、長期に渡ると さまざまな弊害が付いて来ると思うのです。それは 私にとっては インスリンポンプの装着も同じでした。
「ハード」の面は進化しても、当の「生身の人間⇒ソフト」とのペアリングが上手くいかなくなるのは必至だと 私は思っています。
例えば‥
1日にインスリン注射を5回うったとして、
1年では 365日✖️5回=1825回。
それを10年うったとして18250回。
お腹にそれだけの回数をうっても、今後も それほどのダメージは無いと思いますが、ガーディアンコネクトやリブレ、ポンプなどは、使用期間が長くなればなるほど 弊害も大きくなると考えています。
そんな見方をすると、
私 個人的には 結局のところ‥
今は 32Gや34Gの注射針に 新ためて感謝したいです。
あれっ‥ (^◇^;) 、矛盾した内容になってしまいましたが、言わんとすることをどうか御察しください。
