15日の会見で、日本損害保険協会の隅修三会長(東京海上日動火災保険社長)は
東日本大震災での地震保険の最終的な支払総額が1兆2000億円前後に
上るとの見通しを明らかにしたという。
過去最大だった阪神大震災(783億円)の15倍程度にもなる。
14日までで約1兆1450億円の支払いを済ませる一方、
相談受付件数の97.8%で調査が完了。
現在でも1日800件程度の相談を受けているものの、
「金額的に大きな案件はない」(隅会長)といい、最終的な支払総額のめどがたったようだ。
一方、隅会長は、今月上旬の台風12号の豪雨被害による保険金支払いの
相談受付件数が13日時点で約2万4000件に達したと発表。
支払総額については「まだ各社が損害を査定している段階だが、
100億円は超えるだろう」との見通しを示したという。
